ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年もありがとうございました。

仕事納めしてきました。 来年もてくてく歩いて、ボチボチ書いていきたいと 思いますのでよろしくお願いいたします。

ヨシトさん、旅の計画を練る

最近青森へ行きたい熱が高まってきていまして、 どうにかこうにか休みが取れたら行きたいなと思って調べています。 職業柄、年末年始は仕事のことが多いので 年明けに行けるといいなというところです。 一番のネックは九州から青森までは直通便がないこと! …

『挑む浮世絵 国芳から芳年』福岡市博物館で「よしよし」展

国芳は好きなんだけど芳年は怖いイメージがあって、 行くのをためらっていたヨシトです。 しかし、芳年の「よしと」までは名前がかぶっているし、 ツイッターで音声ガイドがゲームやアニメでよく存じ上げている 声優の鳥海浩輔さんと知ったからには行かねば…

面倒くさがりヨシトさんの回

~今回はダメ人間ヨシトさんの回のため、展覧会の話とはあまり関係がありません~ 先日、福岡市博物館の『挑む浮世絵 国芳から芳年へ』 通称、よしよし展に行ってきました。 museum.city.fukuoka.jp 私は月岡芳年のことを良く知らないので「調べなくちゃ」と…

入門編にちょうどいい『熊谷守一 いのちを見つめて』久留米市美術館

最近、出不精のわりによく出歩いているヨシトです。 今回は、映画『モリのいる場所』でご存知の方も多いはず、 久留米市美術館で開催中の熊谷守一展へ行ってみました。 会期は2020年の1月13日(祝日)まで。(展示室内の撮影は不可です) 美術館がある石橋文…

知らなくてもコワくないよ『アジア美術、100年の旅』福岡アジア美術館

のんびりしてたらあっという間に会期終了間際のアジ美に行ってきました。 (2019年11.26日まで!) アジ美こと福岡アジア美術館はアジアの近現代美術を専門的に紹介する 世界に唯一の美術館として1999年に開館し、今年はなんと開館20周年。 博多座の隣にある…

思わずじっくり見たくなる『新たな髙島野十郎展』

終了間近の展覧会に滑り込みで行ってきました。 福岡県立美術館、4階展示室で『新たな野十郎展』 会期は2019年11月24日(日)まで! 髙島野十郎は久留米市出身の洋画家で、2015年に県美で大規模な回顧展があり、 初めて知りました。 からすうりや蓮、月やロ…

三国志の時代の動物集合! 九州国立博物館「三国志」展

九州国立博物館で開催中の『三国志』展に行ってきました。 今回は会場内すべて撮影OKということでたくさん写真を撮ってきました! 入場すると一番気になっていた関羽像がさっそくお出迎え。 むむむ、美関羽です。 胸を張り、指先や足の先まで力がみなぎって…

ミーハーな元審神者が福岡市博物館で『侍展』を見てきたでござる。

急に肌寒くなった10月の半ば、平日にもかかわらず 福岡市博物館の特別展の展示室は静かな熱気に包まれておりました。 広い展示室には刀の展示ケースがずらりと並び、 その前に20代から40代くらいの女性たちが静かに、しかし熱心に 刀の一振り一振りをじっく…

そうだったのかぁ! リニューアル後の福岡市美術館と仙厓展

リニューアル後のレストランでランチをした後は、モロー展を観て館内を散策です。 今回は写真多めのブログをお届けします。 こちらは、レストラン近くのかまぼこ型の天井と窓とお洒落な照明。 振り返った一角に、建築みどころガイドマップなるものを発見。 …

福岡市美術館で『ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち』

地下鉄の大濠公園駅を出て、公園内を歩いていると 突然たくさんの外国人の観光客が! 美術館から出てきた人たちだろうかと団体さんがやって来る方に 行ってみると、どうやら福岡城跡を観光して来たようす。 美術館までの道のりは日差しを遮るものがないので …

思わぬ歴史が!『タータン 伝統と革新のデザイン』久留米市美術館

久留米市美術館で『タータン 伝統と革新のデザイン』展が始まりました。 (2019/11/4まで) 冬になるとよく見かけるタータンチェック。実は和製英語でタータンチェック という言葉は英語にはないんだそう。今回の展覧会、一番の衝撃! 会場にあったタータン…

『侍展』と一緒に! 10月に開催時期が重なる福岡の展覧会情報まとめ

来月10月に福岡市博物館で開催中の特別展『侍~もののふの美の系譜~』に お越しになる予定の方に向けて福岡市博物館から30分〜1時間以内で行ける 展覧会をまとめてみました。 セレクト方法は完全なる私の趣味です! 遠方からお越しになる皆様に、ちょっとで…

2019年9月はじまりの展覧会・福岡県編

9月7日(土)から~11月4日(祝・月)まで福岡市博物館で 『侍~もののふの美の系譜~』展が開催されます。 平安時代中期から桃山時代までの約600年間にわたる刀剣・甲冑・絵画 あわせて約150点を展示。 そのうち約6割が国宝なんだそうです。 残念ながら歴史…

中が見えない箱に手を突っ込むような 『塩田千春展 魂がふるえる』 森美術館

ほとんど知らない方なので、中が見えない箱に手を突っ込むような ドキドキする展覧会でした。 20年にわたる活動を体験できるなかなかない機会だと思うので興味がわいたら、ぜひ。 塩田さんの作品を初めて見たのは昨年8月の新潟での芸術祭でした。 倉庫の中に…

シンプルな線のたどり着くところ「ジュリアン・オピー」展・東京オペラシティアートギャラリー

「名前は知らないけど、どこかで見た事があるぞ」と 思う方も多そうなジュリアン・オピー。(1958-) どんな作品があるのか、もうちょっと見たくて7月に行ってきました。 チラシに載っていた「Walking in New York1」 小さいのかと思ったらかなり大きい…

学生気分が味わえる? 文化学園服飾博物館 「世界の絣(かすり)」展

もう9月ですね! この記事を書いている時に日付が変わってしまいました。トホホ。 まだまだ7月に行った展覧会のまとめを宿題のようにやっているヨシトです。 7月に行った文化学園服飾博物館。10時の開館前に着いたので貸し切り状態で 2階から1階とゆっくり…

濃縮4倍! 原宿 太田記念美術館「青のある暮らし 着物・器・雑貨」

旅行中、充電ケーブルを忘れたことに気が付いた私は原宿の100円ショップに向かいました。ダイソーのある竹下通りは初詣の時の神社の参道か、というくらい人で埋め尽くされています。ダイソーに入るとあちらを見てもこちらを見ても外国人観光客の方たちば…

夏休みの宿題はギリギリまでやるタイプ? ボルタンスキーの作品と初対面

こんばんは、ヨシトです。 皆さんは夏休みの宿題ってすぐ終わらせる方でしたか? ギリギリまでしないほうでしたか? 私は好きな科目は早く終わらせて嫌いなものは後回しにして 最終日にヒーヒー言うタイプでした。 今も昔も変わらなさすぎて泣けます。 展覧…

瀬戸内国際芸術祭2019 3つの島を回って感じたことのまとめ

7月下旬に男木島、女木島、豊島を回った感想としては 海が綺麗、島っていいな、人の生活が垣間見えるところにアートがあるって いいなぁということでした。 観光とアートがタッグを組むと最強だなぁとつくづく思います。 もし小さなお子さんを連れて行くので…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 2日目【豊島行き当たりばったり編】旅の終わり

豊島美術館を出た後はバスに乗り、唐櫃岡集会所前のバス停で降ります。 お目当ては島キッチンで昼食を食べることだったのですが、予約をしていないので 入れず。ひとまず先にボルタンスキーの作品を観に、山へ向かいます。 山道を20分ほど歩き、脇の細い道を…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 2日目 【豊島行き当たりばったり編】ワンルーム洞くつ、豊島美術館へ

(ここに来るまでに色々あったのですがここからでも読めます) 島旅ドキドキトラップその3:豊島美術館には入場制限がある 敷地の入り口にスタッフの方がいて次の時間帯に入れる整理券を配っています。 私がもらったのはなんと1時間後! 1時間も外で待つの…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 2日目【豊島行き当たりばったり編】豊島美術館に行くまで

旅の2日目は豊島と書いて「てしま」と読む島に行ってきました。 豊島は前日に訪れた男木島、女木島と比べると大きな島。 島を観光するめやすとして小さな島は1日で2つ、 大きな島は1日で1つと言われていまして、 まぁ、面積が広いからだろうと思っていた…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 1日目の終わりに 高松市美術館「宮永愛子展 漕法」

(夏の島旅の記事として続いていますが、この記事だけでも読めます) 女木島の最終フェリーに乗るのを待っていると、 仕事を終えた大勢のスタッフの方が続々と集まってきました。 透明なトートバックを持っている人、大きなごみ袋を持っている人。 透明なカ…

「カメラはお持ちになりまして?」 『更紗 生命の花咲く布』展 九州国立博物館4階

「4階の展示室に行くときはマナーモードにしたスマートフォンを持っていくべし」 このブログの管理人のヨシトはそう言って息絶えた。胸がキュンとしすぎたのだ。 ひとつ前の記事で九州国立博物館の開館と同時に入館したヨシトだったが 開館前から並んでいた…

歴史が苦手でも楽しめる工夫アリ。 九州国立博物館「室町将軍 戦乱と美の足利十五代」展

室町将軍って誰だっけ……足利尊氏(初代)義満(三代)義政(八代)と 言われてやっと思い出すような歴史に疎い私でもこの展覧会は楽しめる のだろうか。暑いし休みの日は涼しい家の中でゴロゴロしていたいしなぁ、 なんてことを考えていたら開催から早一ヶ月…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 1日目 【女木島とことこ編】

男木島からフェリーに乗り20分ほどで女木島に到着。 女木島は別名、鬼ヶ島。 島の山頂に大きな洞窟があるためそう呼ばれたのだとか。 木村崇人「カモメの駐車場」がお出迎え。風が吹くとクルクル回ります。 フェリーの到着に合わせて鬼ヶ島大洞窟行きのバス…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 1日目 【男木島てくてく編】

高松港からフェリーで40分。男木島に到着。 ジャウメ・プレンサ「男木島の魂」 猫の島と聞いていたけれどさっそく猫に遭遇。 上の写真の建物、男木交流館は芸術祭の案内所兼フェリーの切符売り場。 トイレもあります。(大事) 女木島行きの切符と芸術祭のパ…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 1日目 【高松港で船のチケットを買うまで】

夜行バスで高松駅に着いた私は途中コンビニに寄り、高松港へ向かいました。 まだ7時半前なのに港には意外と人がいます。 隅の方のベンチでおにぎりを食べながら様子を見ていると、 スーツ姿の人たちがずらりと並んで船を待っている。 どうやら島に通勤するら…

瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 【持っていくと良いものは?】

毎日暑いですね。ヨシトです。 7月下旬に瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に行われている 瀬戸内国際芸術祭2019に行って参りました。 setouchi-artfest.jp 夏の会期は8月25日まで。秋の会期は9月28日から11月4日まで開催されます。 私は1日目に男木島、女木…