ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

シンプルな線のたどり着くところ「ジュリアン・オピー」展・東京オペラシティアートギャラリー

「名前は知らないけど、どこかで見た事があるぞ」と

思う方も多そうなジュリアン・オピー。(1958-)

どんな作品があるのか、もうちょっと見たくて7月に行ってきました。

 

チラシに載っていた「Walking in New York1」

 

小さいのかと思ったらかなり大きい! 約6メートル×約7メートル!

(590.0×671.0cm)

 

塗装した木材だそう。プラスチックの板のようなテカリがあり、

真正面から写真を撮ると、もれなく自分が映り込んでしまいます。

 

 

「3stone sheep」

 

「Telephone」

 

「Crows」カラスの映像が動きます。

 

「Headphones」

「Wheatfields」

 

平面のように見える風景も近寄ると立体!

 

「Carp」

 

 

「Cardigan」

表情は無いのに「どんだけ待たされるの」と思っていそうな女性。

ポーズや持ち物、髪型や服装、体のラインなど、

少ない線と面にギュギュっと情報が詰まっています。

圧縮された情報を観て受け取って、自分の中で情報を解凍する感じ。

解凍していくときに観る人の主観が加わって、いろんな物語が生まれそうです。

 

ジュリアン・オピー東京オペラシティアートギャラリー(2019.9.23まで)