三菱地所アルティアム最後の展覧会『絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、死んでも残る花。』
イムズにある三菱地所アルティアム最後の展覧会、ということで8月の上旬に行って参りました。
ポスターは真ん中の空白がイムズ(Inter Media Station)の吹き抜けを表しているようなデザイン。吹き抜けを囲むように配置されたお店は文字となってぐるりと空白を囲み、金色の有田焼のタイルでできた外壁は無数の点で表されてる、という感じでしょうか。
アルティアムの近くのエスカレーターの近くに新聞と同じくらいの大きさの、厚みのある紙でできた冊子が置かれていたので持ち帰って読みました。イムズに出店されているお店の社長さんだったり、イムズホールやアルティアムにゆかりのあるアーティストの記事が載っています。
イムズの公式サイトで内容を見ることもできます。
https://ims-tenjin.jp/special/imspaper/
なんかいいなぁと思ったので挨拶文を撮影。作品は一部を除き撮影可能です。
鹿児島睦「鳥」一部
最果タヒ「絶滅」
頭の中で声に出し、映像を想像しながら詩を読んでみる。イムズやアルティアムがなくなっても、心に残ったものは消えないよ。
潘 逸舟「Where are you now」
部屋にドーン!と消波ブロックのような作品があります。陸なのにいきなり海に来た感じがします。
浅井裕介「Following the last breath」
展示の際の壁の穴や床の傷をもとにしている作品。作品がある時は床も壁も脇役だったけど、最後に主役になったのだなぁ。
飾られている絵はイムズの外壁のタイルに描かれているそう。こんなにキラキラしたタイルだったのか~!(塗ってあるのかな?)
塩田千春「大陸を越えて」
部屋に入った瞬間ギョッとするけど、一足一足にまつわるメッセージを読むとほっこりするものもあります。誰も居ないのに誰かの人生を感じる空間。
津田直「やがて、鹿は人となる/やがて、人は鹿となる」一部
吹き抜けを眺めながら移動するエレベーターもイムズっぽさを感じるものでした。
イムズもアルティアムも、今まで色んな出会いをありがとうございます。
閉館の8月31日まで残りわずか。31日は混み合う可能性が高いのでお早めに。
*休館や時短などがあるかもしれませんので、行く前に確認してから行くと良いかと思います。
アルティアムの公式サイトはこちらから→http://artium.jp/