ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年お疲れさまでした

今年は新型コロナウィルス感染症に振り回された1年でした。 当たり前の日常が当たり前じゃなくなって、それが当たり前になりつつある日々。 展覧会に行っても何となく後ろめたさを感じ、楽しいことをしているのが申し訳ないような気持になったりしています…

初めての民博へ

11月上旬、平日に行った展覧会で、書くのが遅くて会期が終了しておりますが初めて行った国立民族学博物館なので写真と記録だけでも!(ツイッターの方では会期中になんとか紹介できたのでヨシとします)。 新大阪から千里中央でモノレールに乗り換えて万博記…

国立国際美術館『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』で再会

イタリア・オランダ・イギリス、スペイン、フランス。ロンドン・ナショナル・ギャラリーに集まった色々な作品たち。 『知らない人しか居ないんだけど!どうしましょ』と思いながら観て回っていたら、大塚国際美術館で見たトマス・ゲインズバラの絵があってち…

布と一緒に絵が見られる!『藤田嗣治と彼が愛した布たち』福岡市美術館

藤田嗣治(1886-1968)の絵をご覧になったことがある方なら、布地の柄が細かく描かれていることに並々ならぬエネルギーを感じた方もおられるのではないでしょうか。今回の展覧会は絵に描かれた染織品にスポットを当てて藤田の画業に迫る初の試みだそう。 一体…

久留米市美術館 『没後35年 鴨居玲展 静止した刻』

とうとう明日までとなりました。鴨居玲展。9月末に行ったもののなかなか書けなくて今になってしまいました。約100点の作品と資料によって鴨居玲の全貌を紹介する展覧会です。 ちょうど有名な芸能人の自殺のニュースなどがあった時期で鴨居さんも自殺と聞いて…

『ふくおかの名宝ー城と人とまちー』福岡市博物館で見つける宝物

11月29日までの展覧会に駆け込んで行って参りました。 到着後すぐ博物館のレストランで日替わりランチをもりもり食べて特別展と常設展へ。特別展では『圧切長谷部』や『日光一文字』『銀箔押一の谷形兜』など黒田家ゆかりの銘品も展示。甲冑や兜がずらりと並…

都美よりお先に。福岡県立美術館『没後70年 吉田博展』へ。

雨の降る中、福岡県立美術館へ。アルコールで手指の消毒をし、名前と連絡先を記入していざ展覧会へ。 福岡県の久留米市に生まれ、若いときから洋画の修業をし、たびたび海外にも行き、油彩画や水彩画で頭角を現し、49歳で木版画を始めた吉田博。(1876-1950…

博多阪急の『Kyushu New Art』と『異彩を放つ九州派~それから~』展へ

今回は時間がないのでツイッターのまとめで失礼します! 博多阪急の催事はどちらも日常の延長に作品を買う選択肢があってもいいんじゃない?という感じで洋服や雑貨コーナーを経て会場に向かうのが新鮮でした。 8階は会場の周りに壁がなく、服を見るような感…

福岡県内(福岡市以外)2020年秋開催予定の展覧会まとめ

2020年秋に開催予定の福岡市外の展覧会をコメントと一緒にまとめてみました。なかなか遠出は難しいかもしれませんが、もしかするとご近所で自分好みの展覧会が見つかるかもしれません。 *開催期間や休館日、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の注意事項…

福岡市博物館『ふくおかの名宝 -城と人とまちー』と同時期開催の展覧会は?

西新駅【福岡市博物館】2020年10月10日(土)~11月29日(日) 中洲川端駅【福岡アジア美術館】 2020年9月12日(土)~10月18日(日)『原田治展「かわいい」の発見 Osam Harada:Finding "KAWAII"』 天神駅【三菱地所アルティアム】2020年10月3日(土)~11…

福岡市内で2020年秋に開催される展覧会は?

【福岡アジア美術館】 2020年9月12日(土)~10月18日(日)『原田治展「かわいい」の発見 Osam Harada:Finding "KAWAII"』 【三菱地所アルティアム】2020年10月3日(土)~11月1日(日)jikijiki展 料理家 広沢京子 食のつながり▷食のひらめき 2020年11月7…

台風10号の前に備えておきたかったもの

9月7日(月)朝4時頃からの強い風がいまだに収まらないまま14時を過ぎました。長年福岡に住んでいますが、暴風域から強風域に変わっているものの、こんなに長時間強い風が吹いている台風に遭遇するのは初めてのような気がします。 ふだん台風が来ることが分…

『最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。』三菱地所アルティアム

最果さんの名前をネット上で知っていたものの詩を読んだことがなく、関東の方で行われた展覧会の画像を見ていたのでどんなものだろうかと気になって行ってきました。 地下2階のイムズプラザをメインに、レストランフロアなどにも詩が点在していました。エス…

久留米市美術館『白馬のゆくえ 小林萬吾と日本洋画50年』2020/8/23まで

先日、久留米市美術館『白馬のゆくえ 小林萬吾と日本洋画50年』を見てきました。白馬会の名前が濁酒(どぶろく)の通称「しろうま」から来ているそうで、だからキャッチコピーが『名画に酔う。』なのか!と今さらながら気づきました。 インターネットなどが…

岐阜県現代陶芸美術館の『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』展へ

可愛いけれど、ちょっと不思議。昨年初めてルート・ブリュックというフィンランドを代表するアーティストのことを知りました。《ライオンに化けたロバ》の写真を見たことがある方も多いかもしれません。 しかし、新型コロナウィルスの感染症拡大防止の観点か…

【あつ森】福岡市博物館のマイデザインを使ってミュージアムショップを作ってみました

ハマっている訳ではなく抜けられないというのが近い、Nintendo switchのゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』。略してあつ森。switchをお持ちの方は遊んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか? 昔、ニンテンドーDSで『おいでよ どうぶつの森』をプ…

ひたすらあつ森をしています

今年は新型コロナウィルスの影響もあり家に居る機会が多くなり、いつもに増してゲームをしている時間が長くなっているヨシトです。皆様はいかがお過ごしでしょうか? 今年プレイしたゲームを振り返ると、 『ゼルダの伝説 夢をみる島』(Switch版) 元々は過…

気になる展覧会『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』岐阜県現代陶芸美術館

2020年の8月16日まで岐阜県の現代陶芸美術館で開催中の『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』展。 rutbryk.jp フィンランドのアーティスト、ルート・ブリュックは名窯アラビア社のセラミックアーティストとして、また、テーブルウェアやテキスタイルのデザイナー…

ブログ内の写真が表示されないぞ

いつも通り仕事しているものの、例年より体重の増加が激しいヨシトです。 はてなブログに写真をアップする時Googleフォトを愛用している私ですが、現在使えなくなっていますね。Googleフォト経由でアップした過去のブログ記事の写真も軒並み見られないという…

念願の山口県立美術館『ハマスホイとデンマーク絵画』展へ

山口県立美術館の公式サイトで、県外にお住いの皆さまへのお願いが 「都道府県域をまたいだ不要不急の移動は控え」から 「5月21日以降に緊急事態宣言が解除された8都道府県(大阪府、京都府、兵庫県、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、北海道)および…

山口県立美術館、延期中のハマスホイ展の開幕決定!

山口県立美術館で開催が延期されていたハマスホイ展がいよいよ2020年5月26日(火)から6月7日(日)まで開催されます。詳細は明日5月21日から。 https://www.yma-web.jp/ 20日の今日、サイトを見ていると悲しくなる文章を発見。『県域をまたいでのご来館につ…

展覧会のグッズとカタログが買えちゃう、美術手帖のサイトでお買い物

普段、現代アート・絵画の販売を行なっている美術手帖のOILというサイトがあるのですが、現在展覧会の図録やグッズの販売も行っています。 oil-catalogues.bijutsutecho.com 展覧会の図録は本屋さんには並びませんし、購入できるとしても一つの美術館から図…

ハマスホイとデンマーク絵画展、グッズのオンラインストアがオープンしてますぞ

グレーの表情が豊かな室内の絵画で私の中でも人気急上昇中のハマスホイのグッズ通販が始まっています。2020年5月10日(日)まで、こちらのサイトで受付中です。 ハマスホイとデンマーク絵画 特設オンラインミュージアムショップ 今頼むと届くのは5月…

春の気になる展覧会・京都

開催されるかどうか分かりませんがあることだけでも知っておきたいし、知っていたらワクワクできるかもしれないし、という展覧会情報を4つピックアップしてみました。 美術館「えき」KYOTO『ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター』2020…

気になる展覧会『山口県立美術館 ハマスホイとデンマーク絵画』

お久しぶりです。ヨシトです。 新型コロナウイルスの感染の予防と拡大防止のため色んな美術館が休館となり、3月に行こうと思っていた展覧会が軒並み行けなくなってしまい「なぜ早く行っておかなかったのだ~!わたしのバカバカ最悪だよ~!」と後悔の日々を…

気になる画家が見つかるかも?『ルネ・ユイグのまなざし フランス絵画の精華』九州国立博物館

2月下旬の土曜の夕方、夜間開館の日に『フランス絵画の精華』展に行ってきました。なかなか17時過ぎに行くことがなく、空いているだろうと思ったら意外と人が多くて驚きました。自分と同じようにコロナウイルスの影響で人が少ない時間帯に行こうと思った人が…

青森美術館めぐり⑧「十和田市民図書館・アート広場・トワーレ・松本茶舗」

十和田市現代美術館を後にし、近くの観光スポットを回ります。 チェ・ジョンファ 「フラワー・ホース」 十和田市現代美術館の設計者は西沢立衛。 美術館から徒歩5分程度で建築家、安藤忠雄設計の十和田市民図書館へ。十和田市民図書館は外側から見るとシン…

青森美術館めぐり⑦【会期終了】十和田市現代美術館『AKI INOMATA Significant Otherness シグニフィカント・アザネス』感想など

展覧会を知ったのは2019年の1月。美術系雑誌の付録の展覧会の年間スケジュールを見て、今年は何があるのかな~とペラペラめくっていたところ、透明な殻を背負ったやどかりの写真が目に飛び込んできました。 (↑こちらは館内で撮影したものです) 「美術館で…

青森美術館めぐり⑥「冬の十和田市現代美術館へ・常設展」

いよいよ、やってきました十和田市現代美術館!入り口前にはチェ・ジョンファ『フラワー・ホース』。ガイドブックなどでは、この花でできた馬の写真をよく見るので、この馬が目に入った時、うわぁ、来てしまったぞ~!と胸が高鳴りました。 美術館のある官庁…

青森美術館めぐり⑤「二日目・夜の十和田市現代美術館へ」

15時半ごろ、 青森駅から高速バスで十和田市内へ。 約1時間半のバス旅です。 北国の民家ウォッチングと変わったもの探しの楽しい時間です。 十和田市に着き、ホテルに荷物を預けて夜の街の散策へ。 隈研吾設計の市民交流プラザ「トワーレ」。 ホールでは学生…