瀬戸内国際芸術祭2019 夏の島旅 1日目 【女木島とことこ編】
男木島からフェリーに乗り20分ほどで女木島に到着。
女木島は別名、鬼ヶ島。
島の山頂に大きな洞窟があるためそう呼ばれたのだとか。
木村崇人「カモメの駐車場」がお出迎え。風が吹くとクルクル回ります。
フェリーの到着に合わせて鬼ヶ島大洞窟行きのバスが出ているため、
島に着いたら早速バスに乗り込みます。
洞窟の内部はひんやりと涼しい。
中にはオニノコプロダクション「オニノコ瓦プロジェクト」
公式ガイドブックには”県内の中学生が制作展示した鬼瓦の作品に手を加え展示替え”と
書かれています。よく見ると色んな鬼がいますね。
鬼ヶ島大洞窟を出て上を見上げると、崖一面にタモリさんが喜びそうな柱状節理という岩石の柱が。マグマが冷えて固まる時に縮んでこんな風に六角形などの柱状になるそう。
島のいたるところに居る鬼の石像。表情には何種類かあるようです。
むん!
禿鷹墳上「20世紀の回想」船のようなピアノ。
触っていいのか分からなかったけど触ってよかったのかも?
椅子に座って弾く姿で写真を撮っている方もいました。
強い潮風に帆がバタバタと音を立てる。
山側の方に歩いて。杉浦康益「段々の風」
段々畑の上の方にある作品。
この場所からは高松方面が見えます。
島を歩いていても島にいるってあまり感じないのですが、
島の近くに別の陸地があると、ここは島なんだなと感じます。
日本も大きな島国だけど。
他者の存在があるから、自分の存在の輪郭に気付くようなそんな感じ。
遭遇してしまったらどうしようもなさそうだけど、どうすれば。
山から下りてまた別の場所へ。
地元の特産品や年中行事が可愛い絵柄で描いてある。
一見すると倉庫みたいなところ。
依田洋一朗「ISLAND THEATRE MEGI 女木島名画座」
写真ではなく、絵でポスターが再現されています。
階段を上った先には映画館が。チャップリンの映画をやっていました。
椅子に座ってしばし休憩。涼しい!
音がないぶん、動作で全部分かるので言葉がなくても楽しめました。
休校中の女木小学校。
大竹伸朗「女根/めこん」
大きな椰子の濃い緑に対抗するような金属の赤。
これくらいしないと自然に負けてしまうのかも。大きさと色彩に圧倒されます。
タイトルにちょっとドキドキしますけど、そういう意味ではないのかもしれず、そういう意味なのかもしれない。女木島の根っこ、魂みたいなものなのかな。
学生がいない間に時間が流れて植物が大繁茂したような、ちょっと先の未来を感じる。
小学校から海岸の方に歩いて
「島の中の小さなお店」プロジェクトの入っているロの字型の建物へ。
レアンロドロ・エルリッヒ「ランドリー」
洗濯ものの映像が流れているコインランドリー。
向かい側には空っぽの本物のコインランドリーが。
スイッチを押すと今日のラッキーアイテムを教えてくれる。
(たぶん長谷川仁さんの「的屋」であっているかと思うのですがはっきり分からなくてすみません)
平尾成志×瀬ト内工芸ズ。
「BONSAI deepening roots」
意外とたくさんの盆栽が見られて楽しい場所でした。帽子みたいな盆栽!
ミニ盆栽。たくさん並ぶと可愛いさが倍増。
KOURYOU 「家船」えぶね。
家船のその後どうなったかをテーマに部屋の中も外も色々あります。
お布団の近くを土足で通った時はドキドキしました。
女木島のモアイに別れを告げて、高松港へ戻ります。