『ふくおかの名宝ー城と人とまちー』福岡市博物館で見つける宝物
11月29日までの展覧会に駆け込んで行って参りました。
到着後すぐ博物館のレストランで日替わりランチをもりもり食べて特別展と常設展へ。
特別展では『圧切長谷部』や『日光一文字』『銀箔押一の谷形兜』など黒田家ゆかりの銘品も展示。甲冑や兜がずらりと並ぶ展示風景は迫力がありました。
そんな中でも「おっ!」と思ったものをいくつかご紹介。
(撮影可能な物のみ撮影しております)。
「博多織」はよく目にするのですが、今回初めて「博多絞(はかたしぼり)」を見ました。
特別展を出た後は企画展示室でも気になるものを発見。
福岡市博物館の企画展示室は四室あり、そのうちの一室に展示されていました。
駅弁の上にかけてあるあの紙!掛け紙というんですね。
エキベンラッピングペーパー!なるほど~!
博多弁と福岡弁で「どうぞ早く食べてください」のセリフが分けて書いてあります。
博多弁と北九州弁とかではないのだなぁ。
ディスカバー・ジャパンもこの頃からだったとは。
そして駅弁つながりで、駅で購入できたお茶の入れ物「汽車土瓶」。
こちらは明治の頃にはじまったそう。
某漫画の設定は大正時代らしいので、大ヒット中の映画のあの列車にも汽車土瓶と駅弁を買って乗り込んでいた乗客がいたかもしれない。
昭和初期を代表する博多人形師、白水八郎(しろうずはちろう)の作品。
人形「熊野(ゆや)」
後ろ姿も綺麗で今にもスッと立ち上がりそう。
企画展示室でいつも大人気な日本号。螺鈿細工が美しい。
闘う時にはげたりしないのかは気になるところ。
そして気力を振り絞り、常設展へ。
金印発見のところでパネルに江戸時代の仙厓さんの名前が出てきたので驚きました。
発見者の名前を仙厓さんが掛け軸に書いていたそうで、同じ時代に居たのだなということが分かって嬉しかった。
常設展を観るとどうしても足を止めてしまうのがアジア太平洋博覧会、通称よかトピアが開催されている頃の模型。
シーサイドももちは博覧会開催以前に埋め立てられた地区で開催後に街が開発され、現在の博物館の周りにはデザイナーズマンションや高層ビル、住宅地などが立ち並んでいる。もともとは埋立地だったんだなぁ。
色んな物があるなかで自分の中に新しい発見が生まれるのが博物館の面白いところかも。
特別展のチケットで会期中に限り企画展示室、常設展示室が観られますよ。