ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

京都国際写真祭2019おすすめ・感想まとめ

滞在7時間。全部は見られなかったので日帰りで見たところのみ

感想を書いてみました。

写真祭に初めて行った感想なので解釈違いだったら笑ってください。

 

私のオススメは2誉田屋源兵衛 竹院の間、8建仁寺山内、

1京都博物館、5京都新聞ビル印刷工場跡です。

 

入場料やどこから回るのが良いかなどはこちらの記事からどうぞ。

 

 0番で頂いた地図を元にお話ししていきます。

 


京都文化博物館 別館 アルバート・ワトソン 「Wild」

 

 

0のNTT西日本三条コラボレーションプラザでチケットを購入し、

地図をもらい、歩いて五分ほどの京都文化博物館別館へ。

 

一階、アルバート・ワトソンが撮影した写真が並ぶ。

一階奥、アルバート・ワトソンの光の使い方についてのインタビュー。

ドラマのような作りにBMWのお金の力を感じる。

二階は過去作品の写真の映像。

人物だけでなく風景なども。モーテルの写真がアメリカっぽい。

 

2誉田屋源兵衛 竹院の間「ピエール・セルネ&春画

ピエール・セルネの作品と春画の展示。

展示内容に関してはこちらの記事に詳しく書きました。(ちょっとエッチ?)

京都の町屋を活かしたと写真と春画の展示。写真は撮れない。

二階には帯の展示がある。

 

3誉田屋源兵衛黒蔵 ベンジャミン・ミルピエ 「Freedom in the Dark」

一階に写真、二階はダンスをする男女の映像。

恋人と愛し合っていたのに別の女性に取られてしまうという

ストーリーと言っていいかな。

言葉はないのでダンスの絡み具合や表情からそんな感じなのかと推測する。

嫉妬する女性に奔放な女性は刺されるのではと思ったけどそんなことはなかった。

最後は女性二人で踊るんだけど、髪型が似ている(途中で似てきた?)せいか、

違う人なのにもしや二人は同じ人なのではと思った。

一途がゆえに嫉妬する心とこだわりがないので

誰とでも愛し合える心。

二人の女性を使って対比しているようで

一人の女性がどちらも持っているようなダンスに思えた。

(全然違う意図なのかもしれない)

カジュアルな服装でもダンサーたちのしなやかな筋肉が分かる。

 

三階には人が一人通れるだけのかなり狭い螺旋階段。

上ると暗闇に浮かび上がる白い腕や足の写真がある。

手足は生々しくなく、骨が写ってないレントゲンのような雰囲気。

笑っているような声だけが流れてどんな状況なのかこちらで想像するしかない。

誰かと一緒に行ったなら、どういう風に思ったか感想を述べあっても楽しそう。

 

私はセルネの影響もあって、恋人とじゃれあってるのかなと思った。

腕や足の動きの写真は何を表していたんだろう。

声と写真だけだと少し不安でもある。

 

 

誉田屋源兵衛から15分程度歩いて二条城へ向かう途中の堀川御池ギャラリーへ。

 

7堀川御池ギャラリー a Magnum Live Lab/19 in Kyoto

「A photographic conversation between Paolo Pellegrin & Kosuke Okahara」

b パオロ・ペレグリン「Antarctica/南極大陸

c 岡原功祐 「Ibasyo-自傷/存在の証明 」

 

 

a

一階、アーティストが街中の風景や人物の写真を撮ってその場で印刷、

壁に展示されていく。何回も行ける方は写真が日々どう増えるか見るのも楽しいかも。マスクしてる人を多く写している印象を受けた。


二階は南極の氷の写真。人間など大きさの対象になるものがない中、雪の平原。

ひび割れた氷が浮かぶ海はグーグルマップで上空から街を見下ろしているよう。


傷跡の写真もあるので見たくない方は注意。

日常生活を送っている彼女らの写真は自傷行為をする人には見えない。

処方された薬。救急隊員が駆けつける写真。

黒い壁、暗い通路は彼女たちの辛い時を追体験しているような。

 

自分を否定される、自分を自分で傷つける、自分を責める、

自分を傷つけたことに対して落ち込む、自分を責める、のループ。

カッターで切ったことはないけれど、自分で自分にあたったことはあるから、

こういう気持ちは分かる気がする。

誰でもこうなるかもしれないし、それはずっと続くものではない、

変わっていけるということが出口近くの文章に書いてありホッとする。

 

 

ギャラリーから歩いてすぐの二条城。 

入場門前に大勢の外国人観光客。

二条城の敷地の中にも展示があるのだが、

会場にたどり着くまで時間がかかりそうなので今回はパス。

 

二条城前駅から烏丸御池駅で乗り換え、丸太町駅へ。

 

京都新聞ビル印刷工場跡(B1F)金氏徹平「S.F (Splash Factory)」

 

地下と聞いていたが入ってすぐエスカレーターで上り、

奥まで進んでチケットを見せて階段で地下へ。

扉の先に暗い空間。元々は新聞の印刷工場。

道案内のために通路の脇に置かれたペットボトルに従って工場内を進む。

今は印刷に関する機械は何もないが、

壁に投影された以前の姿とはすっかり変わっている。

 

工場だったころはスッキリ見やすく明るいが、今は暗く、未来の雰囲気。

歩いて入れないエリアにも映像が投影されていて

壁からインクや何かが出てきたりする。

 

都会の地下にこんな広い工場があったなんて!と驚くこと間違いなし。

 

 

丸太町から烏丸御池駅経由で三条駅へ。

縄手通りは古美術店の多い通りだった。

古美術というと店も古いイメージだが人の出入りがありそうな(失礼!)

新しい店構えの店が多い。

 

北斎と書かれた看板の写真を撮るスーツ姿の外国人の背中を見ながら

てくてく南下する。

 

 

もう少し行ったら休憩しよう…でも時間がもったいない…

もう少し行ったら休憩しようを繰り返しながら進む。

 

10 Sfera  

 

入ってすぐ上に上がるとお洒落な雑貨、その上の階に展示スペース。

地下に降りるとカフェがある。

会場の三方向の壁に沢山の小さな写真が貼られている。

顧 剣亨「15972 sampling KYOTOGRAPHIE Project KG+Award 2018 Grand Prix」

 

背後にレンズを向けたカメラで京都の街を歩き回り、

撮影した15972枚の写真が並ぶ。

写真を撮られることを意識していない人が映る。

写真は記憶にとどめたいものを撮ることが多いが、

これは普段なら視界に映っても記憶に残らない

目に映ったものを淡々と記録しているような作品だなと思った。

 

9ASPHODEL ヴィック・ムニーズ「Shared Roots」

 

スタッフさんとお喋りしたところ、普段からギャラリーというわけではなく、お茶屋さん所有の建物だそう。一階〜三階に展示。

木のような血管のような写真。

ぶどうの木を枝や葉を使って地面に再現する映像作品など。

 

 

9を出てまっすぐ行って大通りに突き当たる。

ちょうど和菓子屋さんがあったので、歌舞伎団子という三色の団子を食べる。

 

そして信号を渡り、どこで左に入るべきか唸る。

お腹が空いているし、無駄に歩きたくない。

曲がる人が多い通りに目をつけて、えいっ!と入ったら当たっていた。

建仁寺の敷地の一角にたどり着き、奥へ進む。

8両足院(建仁寺山内) 

ルフレート・エールハルト

自然の形態美―バウハウス100周年記念展―

 

黒い畳の上にモノクロの干潟の写真のパネルと展示ケースに入れられた貝の写真。

奥の小さなスクリーンには貝の映像。

 

庭に出ると茶室にも作品がある。

京都らしさを感じられる会場。

会場のすぐ隣でも別の展示をしており、無料で入れるのでそちらもおすすめ。

 

 

鴨川にかかる橋の上から。ゴールデンウィークに向けて納涼床の準備中でしょうか。

 

14バング&オルフセン 京都ポップアップストア3F 

原 摩利彦「Wind Eye 1968」

バング&オルフセン京都ポップアップストア。高島屋の並びの商店街にある。

三階に展示。大きなスピーカーから波の音や音楽が流れ、壁に映像が投影されている。原さんが手がけたサウンドスケープとともに原さんの祖母が1968年に医師であった夫の視察旅行に同行し欧米で撮影した写真が流れる。

 

椅子があったら長居してしまいそうだった。

二階でスタッフの方にスピーカーの説明をしてもらった。

丸い太鼓のようなスピーカーがフローリングにコロンと転がっていて、

奥には木の枝が飾られていてオブジェのよう。

 

スイッチらしいものが見当たらないスピーカー。

右か左に傾けると音量の上げ下げ。丸の両面から出る音。

片面から出すこともできる。

漆が塗られたスピーカーもあった。

見た目が柔らかく触った感じも温かみがある。

お金持ちになってスピーカーらしくないスピーカーを買いたくなったら

ココを選択肢に入れようと思いました。

 

そのまま四条駅まで歩いて京都駅へ。

京都駅の地下のパン屋さんで夕飯のサンドイッチを買って帰路に着きます。

 

初めて京都国際写真祭に行ってみて面白かったこと

・作品を観るために普段入らない建物に入ることができた。

・ボランティアの方に話しかけてみたり、話しかけられたりする。

・街中の会場が多いので京都観光しながら写真祭も楽しめる。

 

あったらいいなと思ったこと

・それぞれの会場に近くの会場までの大きな縮尺の地図

 

サイトのマップや、頂いたマップで行きたい会場に行くことはできたけれど

もう少し目印が載った大きな地図があれば心強かったかなと思う。

2,3と7の間と8~11のあたりが京都に詳しくない者としてはドキドキしました。

しかしこれも旅の醍醐味ではある。

 

地図を配るとお金がかかるから、会場の一角にA4でプリントアウトしたものを

デーンと一枚貼っておいて、ご自由に写真をどうぞとしたらどうだろう。

スタッフさんおすすめの飲食店やコンビニも載ってるととてもありがたい。

 

 

歴史のある建物の場合は入ると面白いけれど車椅子だったら

無理かもなと思う場所もありました。

現代アートはよく屋外でも展示しているけど、

写真を屋外で展示するのは難しそう。

外で展示するためにアクリルパネルに入れるぐらいしか思いつかないけど

パネルに縛られる展示になっては元も子もないから無理かなぁ。

 車いすなどで入れないところは入ったらこういう風になってますよ、

という動画や写真が会場の受付の場所で観られたりするといいかもしれません。

(すでにやってたらゴメンなさい!)

 

写真の作品を介して、普段は入りづらい場所や知らない価値観に

触れるのは面白いかったので私のような写真にも京都にも詳しくない人にも

おすすめしたい写真祭でした。

 

 

 

 

エッチなものを観るには大義名分が必要なのだ。~京都国際写真祭「ピエール・セルネ&春画」展~

この閑古鳥ブログを見に来て下さっている心優しき皆さんへ質問です。

春画ってご存知ですか?

アダルトビデオやエッチな漫画などはご覧になりますか?

わりと見る?

ふふふ、私もそちらの方は少々嗜んでおります。

 

春画も浮世絵ではあるのですが、

直接的な性描写がある浮世絵が春画と呼ばれています。

この描写を今の漫画で再現するとモザイクで修正がかかること間違いなし。

そんな猥褻な物を美術館で展示するなんて!

ということで過去に浮世絵の展示は多々あれど、

春画の展示を行う美術館は最近までありませんでした。

 

2013年イギリス、大英博物館での春画展、

2015年に東京の永青文庫での春画展が開催され、

それまで本やネットでしか見ることが出来なかった春画が

入場料を払えば一般人でも本物が見られる時代になりました。

そんな流れのなか行われたのが、

銀座のシャネル・ネクサス・ホールでの「ピエール・セルネ&春画」

(2019.3.13~4.07)の展示です。

 

そして今回の京都国際写真祭のセルネ&春画の展示の提供もやはりシャネル。

江戸から明治に変わり、西欧のキリスト教を母胎とする倫理観を取り入れた日本。

キリスト教を母胎とする価値観は性に対するタブー意識があり、

それにそぐわない日本の文化は恥ずべきものになったと聞きます。

 

国外で価値が認められたら日本で流行りだす現象みたいだなぁと

思わなくはないのですが明治以降の価値観を当たり前のものとしている

現代日本では、価値観の逆輸入が必要なのかもしれません。

 

それに有名なブランドのシャネルが推しているのだから春画もお洒落に違いない!

というメッセージが読み取れなくもない。

恥ずかしいと思っているものを見るには大義名分が必要なのだ。

シャネルが推しているのだから見てみようという人もいるはずで、

そういう方たちの後押しをしようとシャネルが自分のブランド力を

使うのって意義があることだよなぁなんて思ったりしました。

 

さて、前置きが長くなりましたがそんな大義名分を胸に抱きつつ、

いざ京都へ向かいます。

 

場所は烏丸御池駅から5分程度歩いた誉田屋源兵衛竹院の間

(こんだやげんべい ちくいんのま)。京都の町家が会場です。

 

誉田屋源兵衛は創業280年の帯の製造販売の老舗で、

ふだん1、2階には帯が飾られています。

今回は1階にセルネの作品と春画、

2階の黒壁のスペースに帯の展示がされていました。

 

2階の小部屋には洋服なども販売されていて

マダムたちはこういうところでお買い物をするのだろうか、

と想像が膨らみました。

 

入り口から入って短い廊下、右手に続く部屋に春画。

そして隣の部屋にセルネの作品。

そして春画、セルネといった感じで建物をそのまま活かした展示となっていました。

 

セルネの作品はタイトルが一人の人名、

もしくは○○&☆☆という二人の名前になっています。

個人またはカップルのヌードを被写体として

白と黒のモノクロで抽象画のように表現された作品が並びます。

スクリーンの背後にいる人物のシルエットを撮ったのだとか。

 

春画の説明文を読んでフフフとなるのと似ていて、

セルネの写真を見ていると身体のラインがどの部分なのか、

これはどういう動きをしているんだろうかと考えて

「はっ!」と気づいた時にフフフと笑いたくなります。

 

展示されている浮世絵師の名前を全部覚えてはいないのですが、

鈴木春信、磯田湖龍斎、鳥文斎栄之、喜多川歌麿、

葛飾北斎、歌川国芳のような並びで年代順に並んでいたかと。

 

思い出せる限りでシチュエーションを列挙してみると、

・海女とタコ

・最中に喜ぶ女性と冷静な目で見る男性

・乗り気ではない女性のものを舐める男性

・こたつでムラムラしてしまいこたつ布団ごと女性に覆いかぶさる男性

・若い男の子が我慢できなくて若い女の子と縁側に面した部屋でするもの

・着物が藍色ばかりの本

・醜い男に無理やり(女性の顔も嫌そう!)

・逢見八景(近江八景という名勝地のパロディ)

・猫や犬が情事の最中の画面にいるもの

・オランダ人(?)と遊女

・ろうそくの光で女性の陰部を照らし、名器の秘密を探ろうとするもの

・女性同士で張形を使ってするもの

・媚薬などを使ってするもの

・男性3人、女性2人でしているもの

・庭で用をたそうとしてしゃがむ女性に隣の家の生け垣の隙間から

 自分のものを出して事に及ぼうとする男性。

 しかし女性の夫にそれを握られてしまう、などなど。

 

色々ツッコミどころ満載で笑ってしまうものも多く、

スタッフさんの視線を感じながら解説文を読んでいると

照れくささもだんだんと薄れてはくるものでだいぶ長居してしまいました。

 

古美術商の浦上蒼穹堂代表、浦上満氏の個人コレクションを見ると、

春画ってこんなにもいろんなシチュエーションがあるのだなぁ

と思えるんじゃないでしょうか。

 

春画ってよく知らないけど一回見てみるかと思ったら行くのもありかもしれません。

 

誉田屋源兵衛 竹院の間(こんだやげんべい ちくいんのま)

会期 2019.4.13~2019.5.12

10:00~18:00 水曜休館(5/1日以外)

入場無料 (18歳未満入場不可)

 

www.kyotographie.jp

 

 

www.kyotographie.jp

7時間でめぐる、2019年の京都国際写真祭(KYOTO GRAPHIE)

まず京都国際写真祭とはなんぞや?という話なんですが

頂いたチラシによると

“国内外の重要作家の貴重な写真作品や写真コレクションを、

趣きのある歴史的建造物やモダンな近代建築の空間に展示する”

もので今年がなんと第7回目の開催。

そして2019年のテーマは「VIBE」というもの。

 

 

今年の春に東京で開催された「ピエール・セルネ&春画」の展示が

面白そうだったのでどこかに巡回しないかなと調べていたところ、

こちらの写真祭がヒットし、京都の観光も兼ねて行くことを決めました。

 

写真に詳しくないワタクシでも楽しめるものだろうかと不安でしたが、

楽しめたので行くか迷っている人のために今回は大まかにまとめてみます。

 

会場はメインプログラム11会場と、アソシエイティッドプログラムが4会場。

開館日や開館時間、観覧料なども会場によって違うので、

行きたい会場があれば公式サイトで事前にチェックしておくと良いです。

 

www.kyotographie.jp

 

会場が街中に点在しており、メイン会場は烏丸御池周辺、二条城、

三条駅から四条駅周辺にあります。

 

どこに行ったらいいか分からない写真祭初心者の私のような方は、まずは0番

烏丸御池駅の5番出口から出てすぐのNTT西日本三条コラボレーションプラザへ。

チケットやグッズの販売とインフォメーションブースがあります。

 

メイン会場に会期中各一回入場可能なパスポートが一般4000円。

一日限りのパスポートが一般3000円です。

(二条城は別途入場料がかかります)

 

無料のところだけの見学や時間がないから一か所だけ見たい方は

各会場でその都度お支払い。

ブースでチケットと地図と情報を手に入れたらいざ街歩きへ!

 

私が行った日は2か所が休館日で、

二条城はお城を外から眺めるだけにしたのですが、

メイン8会場とアソシエイティッド1会場を見て

7時間ほど京都をうろついていました。

 

昼の休憩は取らずにお団子だけで済ますというかなりの強行軍なので

人にはお勧めできませんが達成感はあるかも?

 

ゴールデンウイークにかけていく予定の方は日焼け止めと水分補給、

ゆとりのあるスケジュールでのんびり行きましょう~。

 

(展示についてはまた書くのでしばらくお待ちください~)

 

 

不思議なかたち。多治見市モザイクタイルミュージアムへ

多治見駅からバスで約17分。街を出て郊外へ。

民家と民家の間スレスレの細い道を抜け進むとパッと開けた場所に出る。

 

バス停から降りてすぐの建物を見上げると

写真や想像以上に大きい建物に思わずフフフと笑い声がもれた。

 

すり鉢状の芝生の底にタイルの原料を掘り出す粘土山をイメージした

4階建ての建物が今回の目的地「多治見市モザイクタイルミュージアム」。

1階の受付で入館料の300円を払って、まずは4階へ向かいます。

 

 

4階に入った瞬間、白い壁と窓からの明るい光で「うわぁ」っと驚く。

床から高い天井まで貼られた白いタイルの空間はまさに町の銭湯!

洗面所やお風呂、台所など、タイルが使われていた当初の姿で丸っと展示してあります。

 

 

 

 

大きな窓の下にあるモザイクタイルで出来た作品はインスタ映えスポット。

 

 

3階は多治見のモザイクタイルの歴史が分かる展示。

製造工程の映像が見られるコーナーも。

 

 

特に面白かったのが施工業者さん向けのタイルの見本のコーナー。

家などに使われているタイルを見ることはあるけど、なかなか見本を見る機会なんて

ないからワクワクします。

 

 

“磁器質デザインタイルです 壁用にもどうぞ!” 

“㎡=8.5枚で、施工も早く“グーン”と経済的です”

と書いてあって、知らない世界に胸がときめきます。

 

 

4階から降りてきた若い子たちが楽しそうに観ていく中、

のんびり写真を撮っているとスタッフの方しかいない!

という状態を繰り返しつつ、奥へ進みます。

心なしかスタッフさんの目が優しい気が。

 

 

ぜんぶ昭和頃でしょうか。

こんな可愛い柄が作られていたのか~!とテンションが上がります。

 

そしてさらに奥に進むと特別展の『guse ars exhibition -PATTERN SEED-

グセアルス展 「パターン・シード」~漂う未来模様~』の展示が開催中。

 (2019.5.12まで)

 

 

 

地元の川で拾った陶磁器片(種子 シード)を元に、新しい模様(パターン)を作る。

 

新しい模様のタイルを作ってそれをまた割って

かけらに戻すという循環していく作品もあります。

 

展示 | mosaictile-museum Tajimi

 

 

2階は作業中のため撮影が出来ませんでしたが、

制作中のタイルのショールームがあります。

 

ゆくゆくは商談のスペースになるらしく、

最近のタイルやカタログも見られて面白いのでそっとお邪魔したいところ。

 

1階にはミュージアムショップとワークショップのスペースがあります。

タイルが貼られた車も展示されている。

 (後ろもちゃんと貼ってある!)

 

 

この車のお話は、ほぼ日の

ミュージアムができるまで。 - ほぼ日刊イトイ新聞

にとても詳しく、しかもミュージアムに関わった方たちのお話が読めるので

行く前に読むと訪れた時にちょっとだけムフフとなる回数が増えます。

 

 

タイルを使ったワークショップはかなりの盛況で

友達同士、親子で、などワイワイしながら楽しそう。

 

帰りのバスの時間まで30分。

 

旅の思い出を作るか~と受付で500円のチケットを買い、

ワークショップの受付に行くと、

小物立てや椅子、テーブルといった土台となるものを選ばせてくれます。

 

作業する部屋に置いてあるモザイクタイルはどれを使ってもよく、

自分で選んだタイルをボンドで貼って完成。30分はあっという間でした。

(持ち帰るための袋は自分で用意しておくと良いです)

 

外に出たらモザイクタイルのスイカを発見!

 

 

バス停付近から。中に入ると意外と広くてびっくりします。

 

 

 

私の場合2時間くらい居ましたが、

かなり駆け足で回ったらワークショップも参加して、1時間くらいでしょうか。

お土産用のタイルも目うつりするので2時間くらいみておくのをお勧めします。

 

こんな美術館があるよ、と教えて下さったフォロワーさん

ありがとうございました!

 

 

www.mosaictile-museum.jp

 

世界のタイル博物館と常滑ぶらぶら歩き

 

 いざ愛知県へ

 

前回、大塚国際美術館でタイルやモザイクタイルの作品をたくさん見たので、

他にもタイルが見られる所はないかな~と検索したところ、愛知にありました!

 

その名も世界のタイル美術館!

 

しかも常滑焼で有名な常滑にあるというので観光がてら

初めての常滑に行ってきました。

 

名古屋は内陸にある県営の小牧空港

海の近くの中部国際空港セントレア)空港があり、

セントレアからだとわずか2駅で常滑まで行けるのです。

 

しかし、小牧空港と宿泊のセットが安かったため、

小牧からバスで名古屋に出て40分、名古屋から電車で40分。

小牧空港を出て約1時間半くらいでようやく常滑に到着!

 

常滑観光スタート

駅から坂道を登る途中にも陶器の猫がたくさん飾ってあります。

 

 

陶磁器会館前のポストの上にも!

 

 

陶磁器会館から出てすぐの雑貨屋さん兼カフェ。

(帰りに寄るつもりがのんびりしすぎて行けなかった!)

 

 博物館に行く前に昼ごはん

さらにもう少し歩いたところMADOYAMAという1階が雑貨、2階がカフェになっているお店で昼ごはんにすることにしました。

 

 

 12時前に入店すると次から次へお客さんがやってきました。

 

 

常連さんたちのカレーが美味しいよという声が聴こえたので

バターチキンカレー! いろどりも鮮やかでぺろりと平らげました。

 

 

ご飯を食べて駅の観光案内所でもらった地図を頼りに歩き出すと

残念ながら小雨が降り始めました。

地図では分からないのですが、常滑は意外と坂が多いのです。

 

マップのAコース(1.6キロ)、Bコース(4キロ)のBコースを選ぶと

上り坂、下り坂が観光客を迎えます。

(駅のコインロッカーに荷物を置いてくるんだった!)

 

常滑東小学校を通り過ぎ、「とこなめ陶の森資料館」へ。

無料で常滑の町の歴史が分かる行って損はない資料館です。

 

形を整えやすい土と登り窯が作りやすい地形と、すぐ近くに海があることから

明治時代には海運で都市下水用の土管が運ばれ

常滑が発展していった様子が展示されています。

 

常滑の街の歴史に触れたあと資料館を出て、歩くこと10数分。

 

世界のタイル博物館へ到着

常滑の駅からは徒歩で30分くらい)

 

 

INAXライブミュージアムという敷地内にある建物の1つがこの世界のタイル博物館で

入館料600円を払うと博物館の展示と、別棟で開催中の展示を観ることができます。

展示の流れに進んで見ていくとタイルの歴史が分かる博物館です。

 

 

イケメン!森薫さんの乙嫁語りに出てきそう。

 

 

 

象は象の絵があるので君は一体何者なのか? 人面犬??

 

 

タイルの裏側も展示。

 

 

染付便器。

昔みたいにこれから流行る可能性はあるのかな。

ホテルやレストランのトイレがこんなのだったらきっとびっくりしますね。

 

 

高級便器!

普通の便器も絵柄に手抜きはないものの、

このブランド便器は絵柄がさらに細かい気がしました。

 

 

土・どろんこ館の「和製マジョリカタイル 憧れの連鎖」展へ

 

ミュージアムショップでお土産を買い、別棟の「土・どろんこ館」へ。

2019年4月9日(火)まで「和製マジョリカタイル 憧れの連鎖」展を開催中です。

一部屋だけの展示ではありますが、タイルがたくさん飾ってあるので見ごたえが

あります。

 

“「和製マジョリカタイル」とは、

大正初めから昭和10年代に日本で生産された多彩色レリーフタイルで、

近代イギリスのヴィクトリアンタイルを模倣したもの”

 

“イギリスを代表するタイルメーカーが、イタリアやスペインのマヨルカ焼きの

流れをくむ多彩色表現という意味で「マジョリカタイル」という

商品群を売り出しており、日本でもそれをそのまま呼び名としたようです”

(展覧会のチラシより)

 

日本で作られたタイルはやがて東南アジア、インド、中南米、アフリカまで

輸出されたのだとか。知らなかったなぁ。

 

 

写真に紛れて本物のタイルが埋め込まれている壁。

 

カタログも可愛い!

 

 

切手シートなどにありそうです。こんな色や柄で出たら買ってしまう。

 

 

INAXライブミュージアムを出た後は来た道とは違う道を通り、常滑駅へ向かいます。

道端にやきものやタイルっぽい壁のお家を発見して楽しい。

細い道が多いのでよく迷いましたが、裏道も発見があって楽しかったです。

 

数人の小学生に大丈夫かなこの人?という目で見られた気はするけど。

(地図を持っていたので助けてくれようとしていたのかも。優しい)

 

 

土管坂。マリオはいません。

 

 

常滑駅からも見えるとこにゃん。大きいです。わりと崖っぷちにいます。

奥の方に居る猫がやきものなのか本物なのか分からない。ムムム?

 

 

そして常滑駅から名古屋市内へ戻ります。

ピエール セルネ&春画展 銀座で見れなくても京都がある! 

 

ピエール セルネ&春画の展覧会が

2019年4月7日まで銀座のシャネルネクサスホールにて開催中です。

chanelnexushall.jp

 

セルネさんのことは正直存じ上げなかったモグリの美術好きですが

フランス人のパフォーマンスアーティストであり写真家だそう。

 

黒い絵のようなものは抽象画かと思いきやカップルのヌードを

被写体としてモノクロのシルエットで再現された写真というので

驚きました。

 

浦上蒼穹堂・浦上満コレクションの春画と共に展示されており、

春画からインスピレーションを受けた写真が並ぶそうで大変

面白そうです。

 

SNSで行った方の感想を見ていると展示室の様子がとてもお洒落でした。

さすがシャネル。

 

2019年4月13日から始まる京都国際写真祭でも展示があるそうで、

西日本にお住まいの方はこちらで観るチャンスがあります。

(2019年5月12日まで)

 

福岡の私はもう少し南下してこないかなと思っていますけども。

美術館ではないところでの展示も多いようなので

京都観光がてらウロウロ出来たら楽しそうです。

 

仕事の隙あらば行きたいところ。

 

www.kyotographie.jp

 

 

 

 

はてなブログ・初心者 記事タイトルに色をつける

 

見出しをおしゃれなデザインに変更しようと思ったら

見出しではなくブログのタイトルや記事のタイトルに色がついてしまいました。

ヨシトです。

 

私のブログははてなブログの「Minimalism」というテーマを使っている

のですが、

どうやらテーマの中の見出しの設定と私が変更したい見出しで指定する

<h1>のCSSがダブっているところがあって、

どちらかを機能させないようにしないといけないのですが、

調べながらやったものの上手く行きませんでした。

 

無念。でもへこたれない!

 

とりあえず、記事タイトルに色が付けられることは分かったので

これだけでもやっておこう!

 

ということでnorthgeekさんの「記事タイトルをおしゃれにする方法」を

参考にさせて頂きました。スマホなどで見ると記事タイトルに色が付いたので

記事同士の区切りが見やすくなりました。

 

www.north-geek.com

 

先人たちのお知恵を拝借してちょっとずつ変更していきます。

 

 

 

初心者・はてなブログのカスタマイズ Twitterのタイムラインをサイドバーに表示させよう 

 

ブログカスタマイズ、今回はこちらのサイトを参考に

はてなブログにTwitterのタイムラインを埋め込む方法をやってみました。

 

続きを読む

ちょこちょことブログを改造しています

今のところ無料版を使っているので過去記事が全文表示されてしまうのですが、

有料にすると折りたたまれた状態で表示されるので読みやすくなるそうです。

 

2年間契約で月々600円。

私のブログにそれだけかける価値があるだろうか、ムムム。

 

とりあえず今度は見出しの設定をやってみたいと思います。

 

 

 

3時間半でランチと休憩も!短時間でも満喫。大塚国際美術館の回り方

41メートルの長いエスカレーターに乗ってたどり着いた地下3階。
何気なく手に取ったパンフレットを眺めた私は恐ろしいダンジョンに来てしまったことにようやく気付いたのだった。

 

 

 鳴門方面へ向かうには?徳島空港からの道のり

飛行機で福岡から徳島へ1時間の空旅
海ばかりだった窓の下に陸地が見えてきた。愛媛県上空。
山が波のように見える。見渡す限り山また山。

 

 

徳島空港からは約40分の路線バスで大塚国際美術館へ。
30分ほどの待ち時間にお土産コーナーへ。鳴ちゅるうどん(鳴門うどん)や鳴門金時がどんと目に入ってくる。鳴門蓮根の葉のお茶もありました。

徳島は蓮根の出荷量が多く、茨城に次ぎ全国第2位。藍が特産品らしく、衣料品や雑貨の大きなコーナーも。ここでしか買えない気がして蓮根茶と藍茶を購入。

f:id:tabikan-yosito:20201211220227j:plain

 

鳴門方面へ向かうバスの車内。海が綺麗です。

f:id:tabikan-yosito:20201211220256j:plain


道中のバス停の名前が珍しくて次はどんな名前がアナウンスされるのかワクワクしてスマホにメモしました。耳をそばだてて聞くものの、一度しか言われないので前の電光掲示板に読み方が分からない文字だけが残ります。後から調べるとこんな感じでした。 

東発(ひがしばり)辷岩(すべりいわ)野(の)網干島(あぼしじま)。

鳴門渦潮高校というバス停もあり、そこの生徒は自分の学校のことをナルコーと呼ぶんだろうかなどと考えながらボーっとしていると白い大鳴門橋が見えてきました。

 

いよいよ大塚国際美術館

 美術館は橋を渡る手前の山の中にあります。大塚国際美術館前で降りて入場すると、すぐに長いエスカレーターで地下3階へ。

 

f:id:tabikan-yosito:20201211220334j:plain
 

たどり着いた先には紅白で米津玄師さんが歌ったことで有名なシスティーナ・ホール。天井が高い!!
 

f:id:tabikan-yosito:20201211220406j:plain

 

広さに打ちひしがれる

大塚国際美術館は地上2階、地下3階の建物だとサイトを見て知っていたものの、システィーナ・ホールを見た後に地図を見ると、地図と現実の縮尺の差に頭がついていきません。
この広さのホールが地図でこのくらいならこの建物自体の床面積は果たしてどのくらいあるのか。

頭がフリーズするとはまさにこのこと。

甘かった……。

全長4キロと聞いたので、1時間くらいあれば観れるのではと思っていた私はマップを見た瞬間ダンジョンに来てしまった、と震えた。レベル1なのにラスボスのいるダンジョンに来てしまった気がして思わず帰りたくなる私。

持ち時間は帰りのバスの時間をギリギリまで延ばして3時間半。計画的に回らないと全部回れないぞと思った私はまず地上1階のレストランで腹ごしらえをしようと地上へ向かいました。

向かった、のですが、あっという間に広さで迷子に。地図を見ながら恐る恐る進み、何とかエレベーターを見つけ乗り込むと、数十人は乗れそうな大きなエレベーターに係りの人と1対1で乗ることになりました。
「迷いますね」というと「迷子になる人も多いです」とのこと。……ですよね~。次の階で団体客がどっと乗り込んでくると、この巨大エレベーターの必要性が分かった気がしました。 

レストラン&カフェは3店舗

大塚国際美術館には3つの飲食店があります。

和食や洋食の定食がある1階のレストラン・ガーデン(約100席)
カレーや丼物、ケーキなどの地下2階のカフェ・ド・ジヴェルニー(約230席)
ゴッホをテーマにした内装とメニューの地下3階のカフェ フィンセント(約120席)があります。

飲食店の開店・閉店時間は店によって違うので行きたいところはチェックしておくと良いです。美術館を出て歩いて行ける範囲には飲食店はないので、どこかで食べた後に美術館に訪れるのもアリです。

 

レストラン・ガーデンでランチ、は混む覚悟で

和食や洋食の定食が食べたい場合、選択肢は1階のレストランのみになってしまい、家族連れや団体客、海外からの観光客もわりとこちらを利用するようで時間帯によってはとても混むようです。
私が入ったのはレストランがちょうどピークの12時台。中に入ってから15分程度経過。どうしよう、このまま何も見ずに終わるのではと焦り始めたころ、ようやく昼ごはんがやってきました!

頼んだのは鯛めし&鳴門うどん。ワカメがシャキシャキしています。
食べ終わるころには攻略方針も決まり、いざ探検へ。

 

f:id:tabikan-yosito:20201211220444j:plain

 

 美術館内の探索へ

 

 廊下に居た美女。白石恵理さんの作品。「ヨタカと人」

f:id:tabikan-yosito:20201211220517j:plain

美術館を攻略するために 

その前に、説明しよう!

大塚国際美術館は陶板ですべて原寸サイズの複製品を展示している美術館である。
5階分の構成は1、2階が現代、地下1階が近代・バロック、地下2階がバロックルネサンス、地下3階が中世・古代となっている。

上から下ると現代から過去へ。下から上ると過去から現代へタイムスリップできる構成のようだ。

食事を終えた後の残り時間は約2時間半。
1、2階を30分でサラッと見て地下まで下り、地下は各フロアそれぞれ30分、時間が余ればお土産とお茶に時間を使う作戦を立ててみた。

 

地上1、2階の難所。お分かりいただけるだろうか。

f:id:tabikan-yosito:20201211220613j:plain

建物と建物の間に空間がある。そう、この建物2棟の2階には通路がないので、いったん2階から1階へ下りてまた上らなければならないのである。地図にも通路がない旨が書かれているのだが、外から見るとよく分かる。

1、2階を駆け足で見ている時に思ったのは「ドンシンク、フィール」だった。
考えずに感じろ。美術館内には1000を超える作品があるので、一点一点じっくりと眺めていたら本当に日が暮れる。時間のない私は「絵画の大きさを体感出来たら良しとしよう!」と自分に言い聞かせた。

現代の作品は大きなものが多いのでわりとさっと観られる。  

f:id:tabikan-yosito:20201211220653j:plain

  そして地下へ。

 

ヨシトのおすすめ作品

 

 トマス・ゲインズバラ「犬を抱き壺を下げる少女」 

f:id:tabikan-yosito:20201211220743j:plain



 ぼろぼろの服を着た少年のような少女。犬をしっかり抱きかかえているのと頬の丸みに愛らしさが感じられて、貧しいけれど不幸ではない、そんな感じがする絵。

 

ポメラニアン犬の親子」(トマスさん、絶対犬好きだ。モフモフ)

f:id:tabikan-yosito:20201211221235j:plain

 

ネロが最期に見た絵もある

 

そして昨年上野で開催されたルーベンス展では観られなかった、フランダースの犬の主人公ネロが最期に見た絵の一つ、キリストが十字架に張りつけられようとする「キリスト昇架」もあった。
この絵、とても大きくて台座の高さが人一人分くらいあり、三面鏡のように横に大きく広がる。これは日本まで持ってこられないはずだと納得。ルーベンス展の心残りがまさかここで晴らされるとは! 

f:id:tabikan-yosito:20201211221319j:plain

 

もっともおススメ!地下3階

 

f:id:tabikan-yosito:20201211221421j:plain

古代ローマの壁画やモザイク画がこれでもかと展示されている。この量を一度に観ることってなかなかないんじゃなかろうか。青みを感じる緑がとても綺麗です。

 

f:id:tabikan-yosito:20201211221523j:plain



f:id:tabikan-yosito:20201211221607j:plain

 

f:id:tabikan-yosito:20201211221632j:plain

 

f:id:tabikan-yosito:20201211222153j:plain

 

f:id:tabikan-yosito:20201211222216j:plain

 

 

f:id:tabikan-yosito:20201211222249j:plain

 

f:id:tabikan-yosito:20201211222320j:plain



 

RPGの戦闘シーンのようなモザイク画。

f:id:tabikan-yosito:20201211222344j:plain



 

大塚国際美術館は3つの展示方法をとっていて、「環境展示」「系統展示」「テーマ展示」とあるのですが、教会などの空間ごと壁画を丸っとそのまま再現した「環境展示」が一番目を引きます。テーマパークの中に入った気分になるので大人3240円のチケット代も頷けます。 公式オンラインチケットは大人3100円なので私はこちらを使いました。

 

スクロヴェーニ礼拝堂は必見!

 一番長く居たのはシスティーナ・ホールの隣のスクロヴェーニ礼拝堂。天井の青と黄色みを帯びた壁の色の対比が綺麗な場所。椅子に座って天井を眺めると首が楽です。

 

f:id:tabikan-yosito:20201211222410j:plain

f:id:tabikan-yosito:20201211222435j:plain

 

f:id:tabikan-yosito:20201211222457j:plain

 

お土産を見た後はバスの時間まで地下3階のゴッホをイメージしたカフェでしばし休憩しました。

 

f:id:tabikan-yosito:20201211222523j:plain

 

頼んだのは鳴門金時入りのぜんざい。とても甘く、塩昆布のしょっぱさで箸が進みます。

f:id:tabikan-yosito:20201211222547j:plain

まとめ 

バスの時間の10分前に外に出て、初めての大塚国際美術館見学終了。飲食を含め約3時間半の滞在でしたが満喫しました。毎日館内を歩いていたら美術の知識がついて健康的に痩せそうな気がします。システィーナ・ホールやスクロヴェーニ礼拝堂はイベントで使われている日もあるため公式サイトで開館カレンダーをチェックして行くのがお勧めです。

 

徳島空港から大塚国際美術館へのアクセス方法はこちら↓tabikan.hatenablog.com