ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

世界のタイル博物館と常滑ぶらぶら歩き

 

 いざ愛知県へ

 

前回、大塚国際美術館でタイルやモザイクタイルの作品をたくさん見たので、

他にもタイルが見られる所はないかな~と検索したところ、愛知にありました!

 

その名も世界のタイル美術館!

 

しかも常滑焼で有名な常滑にあるというので観光がてら

初めての常滑に行ってきました。

 

名古屋は内陸にある県営の小牧空港

海の近くの中部国際空港セントレア)空港があり、

セントレアからだとわずか2駅で常滑まで行けるのです。

 

しかし、小牧空港と宿泊のセットが安かったため、

小牧からバスで名古屋に出て40分、名古屋から電車で40分。

小牧空港を出て約1時間半くらいでようやく常滑に到着!

 

常滑観光スタート

駅から坂道を登る途中にも陶器の猫がたくさん飾ってあります。

 

 

陶磁器会館前のポストの上にも!

 

 

陶磁器会館から出てすぐの雑貨屋さん兼カフェ。

(帰りに寄るつもりがのんびりしすぎて行けなかった!)

 

 博物館に行く前に昼ごはん

さらにもう少し歩いたところMADOYAMAという1階が雑貨、2階がカフェになっているお店で昼ごはんにすることにしました。

 

 

 12時前に入店すると次から次へお客さんがやってきました。

 

 

常連さんたちのカレーが美味しいよという声が聴こえたので

バターチキンカレー! いろどりも鮮やかでぺろりと平らげました。

 

 

ご飯を食べて駅の観光案内所でもらった地図を頼りに歩き出すと

残念ながら小雨が降り始めました。

地図では分からないのですが、常滑は意外と坂が多いのです。

 

マップのAコース(1.6キロ)、Bコース(4キロ)のBコースを選ぶと

上り坂、下り坂が観光客を迎えます。

(駅のコインロッカーに荷物を置いてくるんだった!)

 

常滑東小学校を通り過ぎ、「とこなめ陶の森資料館」へ。

無料で常滑の町の歴史が分かる行って損はない資料館です。

 

形を整えやすい土と登り窯が作りやすい地形と、すぐ近くに海があることから

明治時代には海運で都市下水用の土管が運ばれ

常滑が発展していった様子が展示されています。

 

常滑の街の歴史に触れたあと資料館を出て、歩くこと10数分。

 

世界のタイル博物館へ到着

常滑の駅からは徒歩で30分くらい)

 

 

INAXライブミュージアムという敷地内にある建物の1つがこの世界のタイル博物館で

入館料600円を払うと博物館の展示と、別棟で開催中の展示を観ることができます。

展示の流れに進んで見ていくとタイルの歴史が分かる博物館です。

 

 

イケメン!森薫さんの乙嫁語りに出てきそう。

 

 

 

象は象の絵があるので君は一体何者なのか? 人面犬??

 

 

タイルの裏側も展示。

 

 

染付便器。

昔みたいにこれから流行る可能性はあるのかな。

ホテルやレストランのトイレがこんなのだったらきっとびっくりしますね。

 

 

高級便器!

普通の便器も絵柄に手抜きはないものの、

このブランド便器は絵柄がさらに細かい気がしました。

 

 

土・どろんこ館の「和製マジョリカタイル 憧れの連鎖」展へ

 

ミュージアムショップでお土産を買い、別棟の「土・どろんこ館」へ。

2019年4月9日(火)まで「和製マジョリカタイル 憧れの連鎖」展を開催中です。

一部屋だけの展示ではありますが、タイルがたくさん飾ってあるので見ごたえが

あります。

 

“「和製マジョリカタイル」とは、

大正初めから昭和10年代に日本で生産された多彩色レリーフタイルで、

近代イギリスのヴィクトリアンタイルを模倣したもの”

 

“イギリスを代表するタイルメーカーが、イタリアやスペインのマヨルカ焼きの

流れをくむ多彩色表現という意味で「マジョリカタイル」という

商品群を売り出しており、日本でもそれをそのまま呼び名としたようです”

(展覧会のチラシより)

 

日本で作られたタイルはやがて東南アジア、インド、中南米、アフリカまで

輸出されたのだとか。知らなかったなぁ。

 

 

写真に紛れて本物のタイルが埋め込まれている壁。

 

カタログも可愛い!

 

 

切手シートなどにありそうです。こんな色や柄で出たら買ってしまう。

 

 

INAXライブミュージアムを出た後は来た道とは違う道を通り、常滑駅へ向かいます。

道端にやきものやタイルっぽい壁のお家を発見して楽しい。

細い道が多いのでよく迷いましたが、裏道も発見があって楽しかったです。

 

数人の小学生に大丈夫かなこの人?という目で見られた気はするけど。

(地図を持っていたので助けてくれようとしていたのかも。優しい)

 

 

土管坂。マリオはいません。

 

 

常滑駅からも見えるとこにゃん。大きいです。わりと崖っぷちにいます。

奥の方に居る猫がやきものなのか本物なのか分からない。ムムム?

 

 

そして常滑駅から名古屋市内へ戻ります。