ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

美味しい物をちょっとずつ・至上の印象派展

ビュールレって誰?と思ったら、

まずは動画を見てもらうのが一番かも!

 

特別展『至上の印象派展 ビュールレ・コレクション』
平成30年5月19日(土)〜 7月16日(月・祝)

www.youtube.com

 

そして興味が出てきたらぶらっと太宰府へ行ってみましょう~!

 

まずは太宰府の参道をぶらぶら。

参道で梅ヶ枝餅、梅アイス、梅ジュースはよく目にするけど、

最近増えて来たなと感じるのがあまおう関連のスイーツ。

まだ食べたことはないけれど、あまおうチーズケーキのお店なんかもあるんです。

 

しかし、この日は割と暑かった。

なので私はさっぱりとした冷たい物を求めていた。

そして鬼瓦の形の最中やわらび餅で有名な天山で、

あまおう苺の葛アイスバーなるものを発見!

 

これは食べてみるしかありません。

 

溶けるといけないのでブレブレの写真を取り直すこともなく、

見た目が涼し気なアイスをパクリ。

外側はプルンとして柔らかく、歯を立てるとひんやりしてシャリっとした触感。

普通のアイスのようにすぐ溶けることもなかったので、もう少しゆっくり写真を撮ってもよかったなぁ。350円なり。

 

 

そして印象派展へ!

一階のホールにはこんなパネルも。

 

 

 

 今回会場内に展示されているルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》とモネの《睡蓮の池、緑の反映》は写真を撮っても良いのです。

 

 

絵の傍らのキャプションに「8歳」と書いてあったのが一番の驚きでした。

銀行家の令嬢。ルノワールも気合を入れて描いたに違いない。

 

セザンヌ、マネ、ゴーギャンゴッホドラクロワピカソ

教科書で目にした有名な画家たちの絵の美味しいところを少しずつ頂いたような

展覧会でした。

 

 

毎週金・土曜日は午後八時まで夜間開館しているので

仕事帰りにぶらりと立ち寄るのもいいかも。

www.kyuhaku.jp

 

 

 

九博のぶろぐるぽに参加しています。

www.kyuhaku.jp

 

 

 そして寄り道の記事はまた後日。

 

 

鋤田正義写真展に行ってきた

 

 「直方で写真展やってるよ」

会期終了数日前、そんな情報をもらった私は面倒くささを押し込めて

えいやーっと高速バスに飛び乗った。

天神から直方のバスセンターまで約1時間10分。

 

JR直方駅 

 

 

 

直方駅前すぐのバスセンター(ローソン)に降り立ち、

徒歩10分ほどで直方谷尾美術館へ。

 

もともとは明治屋産業の創業者、谷尾欣也氏が昭和初期の医院を改装し

1992年にオープンした私立美術館で、谷尾氏が亡くなった後に遺族から市に寄贈され、

2001年に直方市美術館(直方谷尾美術館)としてオープン。

 

98年に増設された新館の展示室は天井が高く開放的で、大きなシャンデリアやステンドグラスが観覧者を迎えてくれます。

茶室へ行く廊下のすりガラスの模様が格子柄や丸柄など内装も見どころがありました。

 

 

展示してある写真はデヴィッド・ボウイイギー・ポップT-REXマーク・ボラン布袋寅泰木村カエラPerfumeなど日本人アーティストも多数。

 

鋤田さんは直方出身。

子供たちにも夢を与えたいという地域の想いもあり展覧会が直方で開催されたそう。

 

中でもデヴィッド・ボウイの写真の数がとても多いのでどうしても印象に残る。

梅田行きの電車の前で何かを指しているデヴィッド・ボウイ

その後ろの客席の若い女性はまさか彼がそこにいるとは知らない様子で

電車の中でのやり取りに集中している。

彼女は彼に気付くのか、後からこの写真を見て彼が目の前に居たことを知って悔しがるのか、はたまた撮られたことも知らないまま生きているのか。

 

マーク・ボランの写真はマーク・ボランで検索をかけるとすぐ出てくるので、

これが鋤田さんの写真だったのか、と驚く人も多いかもしれない。

ギターを抱えて大きく口を開け、

ウェーブのかかった長髪がぶわっと逆立っている姿はまさに歌っている様子!

その横にある子犬と一緒に並んだ写真も可愛いので見て頂きたい。

 

鋤田さんも音楽も詳しくないけれど、写真からこの人はどんな人だろう、

こんな人かなと想像するのは楽しい。

若い頃の写真の横に、歳を取ってからもライブを行うイギー・ポップの写真が

あって勇気づけられる。

 

 

展覧会は2018.5.20まで!!

 

 

 

 おまけ

 

 美術館へ行く道なりのル・ジャルダンドオルというフランス料理店へ行ってみました。

http://le-jardindor.com/

平日のランチのコースは2千円から。

お箸も付いていて気軽に美味しいフレンチが食べられる。

 

 

直方駅から線路沿いに美術館方向へ歩いた時の橋。

 

 

 

 

 

 

 

www.sukita.photo

一泊二日の広島旅(尾道)

2日目、ホテルを出て高見山行のバスを待つ。

瀬戸内海の島々が眺められる観光スポットらしいのだが直行便のバスがなく、

バス停から45分くらい登山をしないといけないこともあり、 20分待ってようやくバスが来た時に今回は諦めよう、と尾道の街を歩き始めた。

 

 尾道水道沿いを歩いていると景色は良いが日差しが暑く、

アーケードに避難し雑貨店や尾道帆布の店を覗く。

手芸店にハーバリウム柄の布が広げて飾られてあって、

こんなところにもブームが来てるのだな、と面白かった。

 

 (商店街からの眺め。右の「この道や」は可愛いものが置いてある雑貨店)

 

 尾道水道の水は青い!浅いのかな?

  

寄り道で活版印刷のお店へ。

campanella-letterpress.jp

すぐに体験できるワークショップもある。

10分で出来るワークショップに挑戦。

ノートの色と印字するデザインを選ぶとスタッフの方が印刷機にセットしてくれる。

 

レバーを思い切り押すと壊れそうで恐る恐るしか触れられず、

スタッフさんの力も借りてなんとか印刷。

インクが乾くまで一日かかるそう!

 

 

そのあと千光寺を目指して坂を上り、坂から見える尾道の風景に立ち止まっては写真を撮り、のんびり1時間くらいかけて千光寺へ。

 

(坂の途中)

 

(千光寺の敷地内から)

 

 頂上まで上りきったところ、美術館の隣のレストランで

 絶景を眺めながら昼ご飯。動く絵画を見ているよう。

 

 

尾道市立美術館

館内の休憩コーナーにデザイナーズチェアが置かれていて座ることが出来る。

尾道水道を眺められる部屋にも椅子が置いてあって、気分はここ一帯の支配者。

 

www.onomichi-museum.jp

 

ただいま開催中「浮世絵づくし にゃんとも猫だらけ」

会  期:平成30年3月17日(土)~5月6日(日)
       [前期:3月17日(土)~4月8日(日) 後期:4月10日(火)~5月6日(日)]
休 館 日:月曜日(祝日は開館)

国芳が同じ歌舞伎の演目を違う年代に描いた浮世絵があって、

歳をとって描写が細かくなっていたのが分かって面白かった。

国芳以外の浮世絵師の描いたものも並んでいてそれぞれ表現に違いがあって

見比べるのも楽しかった。

(目録をもらい忘れたけど、

東海道五十三対の岡部を元にした化け猫騒動の歌舞伎の浮世絵など)

 

展望台をぶらっとした後はロープウェイで3分で下山。 短いけど楽しい空中散歩。

 今度は瀬戸内海の島々の方を回る旅に出たいなぁ。      
    

一泊二日の広島旅・尾道のお洒落なホテル ONOMICHI U2 HOTEL CYCLE に宿泊

広島の尾道に行こうと決めて本屋さんでガイドブックをめくっていると

何ともお洒落なホテルを発見。

ONOMICHI U2(オノミチ ユーツー)内のHOTEL CYCLE(ホテルサイクル)

 

倉庫を改修した自転車ごと宿泊可能なホテルで

レストランやバー、カフェ、雑貨店なども併設。

 

どこを撮っても絵になる建物に興奮してしまいました。

 

 

 

 

ONOMICHI U2

 

 

 

 

お部屋は基本ツイン。

 

 

ダンガリー生地のパジャマ。

 

朝方の外観。

 

日が暮れる時。

 

U2を出るとすぐ近くに尾道水道

 

U2二階の共有スペース。

 

 

レストラン、バー、奥に雑貨店と自転車用品店。

 

ベーカリー。ジャムなどお土産にしたい食料品も。

 

尾道駅から徒歩五分くらいという立地の良さ。

自転車なしでも泊まれるので観光の拠点にするのもいいかもです。

広島・鞆の浦、福禅寺對潮楼へ

 

 

 福山駅からバスで約30分。

ドラマのロケ地としてよく見かける鞆の浦

 鞆の浦

 

街並みも風情があります。

 

 

 

 

灯台近くのカフェでまったりしようと思っていたら見事な店休日で街中をぶらぶらした後、福禅寺對潮楼へ。

 

 

海や島の風景は外を歩いていれば見ることが出来るのですが、ちょっと小高い丘の上に立ったこのお寺の窓枠越しに見ると目線の高さがバッチリで、枠の効果もあってまるで絵画を見ているようなんです。

時間があれば朝焼けや夕焼けも見ていたかったなぁ。

 

 

鞆の浦観光情報センター(ともてつバスセンター)はバス待ちの時間で

お土産も買える良い所。すぐ近くにファミマもあり便利です。

 

センターでは、尾道の方では見かけなかった

瀬戸キュン

ソライロコーラなど広島や岡山のメーカーの炭酸飲料も取り扱いがあったので

気になったら買っておくのもよいかも。

http://www.saito-inryo.com/

http://www.sakaeyahonten.jp/item/00292/

 

 

鞆の浦サイダー(これも尾道のお土産店では見かけなかった)

瀬戸内バージョンのコーラ

などもありました。

(瀬戸内バージョンのコーラは新尾道の駅でも買えました)

 

 

 バスに乗り込みまたも福山駅へ。そしてJRで尾道に向かいます。

 

 

 

 

 私にしては奮発して泊まったお洒落なホテルのHOTEL CYCLE。

ONOMICHI U2(オノミチユーツー)の記事はこちら↓

 

tabikan.hatenablog.com

 

 

tabikan.hatenablog.com

 

 

 

 

一泊二日の広島旅 神勝寺・洸庭を体験 神勝寺までの行き方案内

このフィナンシェのような建物は一体何なのか?

それが気になって行ってきました広島県

 

写真では縮尺が伝わりにくいこの建物は神勝寺(しんしょうじ)

というお寺にあります。

 

 

 

神勝寺へのアクセスは

・路線バスに乗り、最寄りのバス停から歩く。

・温泉施設を経由するので時間は少し多めにかかるものの

 お寺のすぐ近くで降ろしてもらえる無料シャトルバスを利用する

・駅からタクシーを使う

などで行けます。

 

交通案内|臨済宗建仁寺派 神勝禅寺|広島県福山市沼隈町

 

無料バスで行くなら(2018年現在)

 

無料シャトルバスは平日、および春・夏・冬休み期間の平日のみ。

本数は少ないので時間が合えば選択肢に入れると良いです。

 

路線バスで行くなら(2018年現在)

新川線 〜平日〜 鞆鉄道株式会社(トモテツバス)

 

私の場合は福山駅から降りてすぐの福山城をちょろっと散策した後、

昭和の湯経由の無料シャトルバスで神勝寺へ向かい帰りは路線バスにしました。

 

 

神勝寺 禅と庭のミュージアム

 

途中、昭和の湯で10分ほど休憩を挟み40分ほどで到着。

 

 

入口近くの受付の松堂。

 

松堂近くの含空院。

 

 

 

本堂までは上り坂ありの約20分。

お庭の中をぶらぶらと歩いていくので歩くのは苦ではありませんが、舗装されていない道を歩くのでスニーカーなど歩きやすい靴がお勧め。

 

 本堂入り口の門。

 

本堂はお香が焚き染められていてよい香りがします。

ビャクダンでしょうか。

 

荘厳堂の白隠コレクション

本堂すぐ近くの荘厳堂(そうごんどう)は

二部屋に飾られた白隠コレクションの展示室。

 

白隠は有名な禅僧で、博多の禅僧仙厓さんとの共通点は

どちらも味のある絵を描く人だということ。

 

上手く描ける人がサラサラと手早く描いたような絵が並びます。

 

パッと見るだけなら数分。

タブレットを借りて作品解説を聞きながらゆっくり見ると

20分くらいあっという間の展示でした。

 

楊柳観音芭蕉像、聞か猿の三幅一対の掛け軸は解説を聞くとなるほど~と

思えます。

一見なんの関係もなさそうな三つの絵に隠された共通点は

「岩の上に座っていること」と「目には見えない音」を聞くこと。

 

観音様の色っぽい表情や猿の可愛らしい目元や口元、

片膝を立てて瞑想する芭蕉の姿など

一つ一つの絵も見どころがたくさん。

 

 

そしていよいよお目当てのアートパビリオン「洸庭」へ

30分間隔で入れ替え制、光と闇、音と水を使った作品が鑑賞できるパビリオンです。

 

フィナンシェのような建物は船。周りの石は海を表しているそう。

黒くうねるソテツワラビのオブジェは、なんと波。

たしかにうねりを感じます。

元が植物とは思えない荒々しい表面はゴジラみたい。

 

 

 

私が見た回は他のお客さんが居なかったので貸切状態で屋内へ。

 

座席の前にはプールのように水が張ってあり、建物の奥まで続いています。

水に映る光が明るくなったり、暗くなったり。

何かストーリーがあるのかもしれませんが、テーマパークで見るような

明確な起承転結を感じ取るのは難しいかも。

 

真っ暗な中、椅子にじっと座って目を凝らして耳をすませ、

頬に当たる風を感じていると時間の感覚が曖昧になっていきます。

 

 

長いようで短いような25分を体験して外へ出ると

外の明るさにホッとしました。

 

真っ暗なお堂の地下を五感を頼りに歩く、

胎内めぐりを座ったまま行なったような気分でした。

 

 

お昼ご飯は五観堂で神勝寺名物のうどんを頂こうと思ったら、

茹で上がりに20分かかるそうで、今回は断念。

 

洸庭のすぐ下にあるカフェでレモンのはちみつ漬けが入ったサイダーと

カロンで有名なピエール・エルメとコラボした柚子味の

パウンドケーキを頂きました。

 

パビリオンの下のベンチから景色の良いお庭を眺めながら

食べることもできて満足感アップ!

 

 

カップに書かれた言葉は「歩歩是道場」。

 

(身の回りのことから学べることがたくさんあるという禅の言葉)

 

受付の方に事前に頼んでおくと

神勝寺から近いトモテツのバス停まで送ってもらえるので

無料シャトルバスを待つ時間のない方は、

入場時か行く前に相談しておくと良いかも。

 

二時間半弱の滞在のち、起点の福山駅へ。

 

そしてバスを乗り換え、鞆の浦へ向かいます。

 

 

『王羲之と日本の書』展に行ってきました

 

三月末、春休みシーズン真っ只中の太宰府に行って来ました。

 

韓国や中国からの観光客に加えていつもより家族連れが多い様子。

 

九博前の広場には枝垂れ桜が見頃を迎え、暑いくらいの日差しと涼しい風の中、ちょっと寄り道。

 

王羲之は楷書、草書、行書体の三つのスタイルを洗練させた人らしい。今回の展示は王羲之以外にもそれぞれの時代(江戸時代くらいまで)に活躍した人物たちの作品がずらりと並んでいる。

 

 

洋楽の曲の歌詞の意味は分からないけどリズムや言葉の響きの面白さやカッコ良さは分かるのと同じように、

書の見方なんてよく分からないけど、見ていると面白かったりする。

 

墨の濃淡は音の強弱のようで、

遠近感を表しているようでもある。

主張したい文字が立体的に浮かび上がってくるアニメーションの一コマを制止したような。

 

漢字の一つ一つの意味は分かっても、単語や文章になると何が書いてあるかサッパリで、文字なんだけど、書を見るときは絵を見ている感覚に近い気がする。

 

 

整った行間に配置された文字もあれば、

次の文字はどこだろうと目が泳ぐものも。当時の人からしたら、何か決まりごとがあってスラスラ読めてしまうのかな。

 

 

小中学生の頃習字を習っていた時のやり方を思い出すことところもあった。

同じ字を書くときは書き方を変えるという決まりだ。

 

「寺」と「待」という文字が同じ紙に書かれたものをよく見ると、同じ字なのに力の入れる所が違ったり、スピードを変えて書き換えて書いてある。

 

上から紙を乗せて文字の形を写し取り中を墨で埋めていく、双鉤填墨(そうこうてんぼく)も授業でやったから昔からやっていたことだと分かって面白かった。

 

 

 

201848日(日)まで

九州国立博物館

 

 

 

 

2018.0401までニコライ・バーグマンの展示も。

(写真は準備期間中のものです)

 

 

 

3月中旬鹿児島半日旅。後編

 仙巌園を出た後は歩いてすぐの尚古集成館へ。

28代島津斉彬が近代化・工業化に取り組み、日本最初の洋式工場群「集成館」を設置した所だそう。建物は現存する日本最古の西洋式機械工場。

 

 

 

世界文化遺産明治日本の産業革命遺産」にも選ばれていて修学旅行の目的地になりそうな場所でした。館内は博物館のような感じ。

 

集成館からまた少し歩くと薩摩切子工場と、島津薩摩切子ギャラリーショップ磯工芸館、桜島を臨むスターバックスがあります。

 

 

切子工場は切子の制作過程が間近で見られる場所で、若い方も多く働いていました。

一部、触ることができる展示もあり。

ギャラリーショップには薩摩切子が色々揃っていました。

薩摩切子をお雛様に見立てた、ひな壇飾りは600万!

 

 

 駆け足でしたが楽しい日帰り旅でした!

 

 

3月中旬鹿児島半日旅。前編

九州新幹線でバビュンと鹿児島へ。駅からは鹿児島シティビューという周遊バスに乗り、街並みを見ながら30分弱で展望スポットの城山へ。

城山のバス停からは徒歩5分程度で展望台へ。

あいにくの曇りで桜島の全貌は良く見えませんでした。残念。

 

 

展望台を後にしてシティビューで今度は仙巌園(せんがんえん)へ。

磯庭園とも呼ばれており、中学生の頃修学旅行で来たような、来なかったような。

 

訪れた日も修学旅行生たちが大勢いて、お洒落な建物のお土産屋さんや両棒餅屋さんを

覗いていました。気温が高かったせいか売れているのはブルーシールのアイスクリーム

のようだったけど。

 

御殿の中には大河ドラマ西郷どんと繋がりのある俳優さんたちのサインが飾ってありました。

 

ヤクタネゴヨウという大きな松の木。

 

 

ハヤトミツバツツジというそう。鮮やかなピンク!

 

 

お庭から桜島を眺める。

 

園内の桜が一足先に見ごろを迎えていました。

終わってしまいましたが、光彩の巧み展

もう終わってしまいましたが、11月に五島美術館の『光彩の巧みー瑠璃・玻璃・七宝ー』展に行って参りました。

 

鏨の華展を見終えた後、食事も摂らずに上野毛駅へ。

閑静な住宅街を歩いていくと、五島美術館が見えてきます。

 

鏨の華展同様、キラキラ光る物や小さな物に技術が詰まったものが好きな方には

ぜひお勧めしたい展覧会でした。

 

館内に入るとまずは細見美術館所蔵の「龍文七宝大香炉」がお出迎え。

大人が大きく両手を広げて抱きついたとしても、反対側まで届かないような

大きな香炉が二つ置いてありました。赤や青、黄色や緑以外にピンクの龍もいて

戦隊ものを想像させます。

 

 

 

 

そして展示室へ入ると伝運慶とされる立派な愛染明王像が!

前菜からフルスロットルです。

 

美術館の庭にある茶室でお茶会が催されていたせいか、

和服姿の女性が展示室に溢れていて会場がとても華やかでした。

水差しや盆にカラフルな色遣いなのに落ち着いて見える動植物の模様が施されて

おり、どれも同じものがないので一つ一つじっくり見て回ります。

 

「蔦菊文七宝蓋鉄銚子」は

鉄製の銚子の蓋にだけ七宝の装飾が施されている品物。

鉄の渋さと蓋の模様の可愛さのギャップが良くて、現代でも売れそうです。

 

平田春寛の「雪華文七宝鐔」は雪の結晶の模様と背景のオレンジ色の色合いが何とも

可愛い鐔でした。

 

第二室には有線七宝の制作の工程見本があり、見ごたえがありました。

 

 

 

 

 

お庭も紅葉がきれいでした。

七宝は面白かったのでまた機会があれば展示を見たいなぁ。