鋤田正義写真展に行ってきた
「直方で写真展やってるよ」
会期終了数日前、そんな情報をもらった私は面倒くささを押し込めて
えいやーっと高速バスに飛び乗った。
天神から直方のバスセンターまで約1時間10分。
JR直方駅
直方駅前すぐのバスセンター(ローソン)に降り立ち、
徒歩10分ほどで直方谷尾美術館へ。
もともとは明治屋産業の創業者、谷尾欣也氏が昭和初期の医院を改装し
1992年にオープンした私立美術館で、谷尾氏が亡くなった後に遺族から市に寄贈され、
2001年に直方市美術館(直方谷尾美術館)としてオープン。
98年に増設された新館の展示室は天井が高く開放的で、大きなシャンデリアやステンドグラスが観覧者を迎えてくれます。
茶室へ行く廊下のすりガラスの模様が格子柄や丸柄など内装も見どころがありました。
展示してある写真はデヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、T-REXのマーク・ボラン、布袋寅泰、木村カエラ、Perfumeなど日本人アーティストも多数。
鋤田さんは直方出身。
子供たちにも夢を与えたいという地域の想いもあり展覧会が直方で開催されたそう。
中でもデヴィッド・ボウイの写真の数がとても多いのでどうしても印象に残る。
梅田行きの電車の前で何かを指しているデヴィッド・ボウイ。
その後ろの客席の若い女性はまさか彼がそこにいるとは知らない様子で
電車の中でのやり取りに集中している。
彼女は彼に気付くのか、後からこの写真を見て彼が目の前に居たことを知って悔しがるのか、はたまた撮られたことも知らないまま生きているのか。
マーク・ボランの写真はマーク・ボランで検索をかけるとすぐ出てくるので、
これが鋤田さんの写真だったのか、と驚く人も多いかもしれない。
ギターを抱えて大きく口を開け、
ウェーブのかかった長髪がぶわっと逆立っている姿はまさに歌っている様子!
その横にある子犬と一緒に並んだ写真も可愛いので見て頂きたい。
鋤田さんも音楽も詳しくないけれど、写真からこの人はどんな人だろう、
こんな人かなと想像するのは楽しい。
若い頃の写真の横に、歳を取ってからもライブを行うイギー・ポップの写真が
あって勇気づけられる。
展覧会は2018.5.20まで!!
おまけ
美術館へ行く道なりのル・ジャルダンドオルというフランス料理店へ行ってみました。
平日のランチのコースは2千円から。
お箸も付いていて気軽に美味しいフレンチが食べられる。
直方駅から線路沿いに美術館方向へ歩いた時の橋。