ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

『九博で交差する日本神話とアジアの歴史』に行ってきました

 

雪がちらちら舞う2月の上旬、

太宰府へ行ってきました。

 

こんなに寒かったら観光客も少ないかな~と思っていたら

参道にはいつものように海外からの観光客が大勢いらっしゃいました。

 

そうか。ツアーがあるもんね、などと納得しながら歩いていると

参道に新しいカフェがオープンしていました。

 

最近よく目にするようになったViTOというジェラート屋さんで、

太宰府には昨年の12月末にオープンしたそう。

 

外国人観光客向けなのか店頭に抹茶のセットのメニューもあったけれど、

韓国人の若い女の子たちはそちらに見向きもせずにコーヒー系の

ドリンクのメニューを見て嬉しそうに店に入っていきました。

(もしかして入り口は一つだけど、抹茶の店と別なのかな?)

店内で何を選んだのかは店員さんのみぞ知る。

 


そしてそして、咲きかけの梅を眺めつつ、お参りをしていざ展覧会へ。

現在は2017年に世界遺産登録が期待されている『宗像・沖ノ島と関連遺産群』の

展示が行われています。

 

飛梅と太宰府天満宮

 

幼いころ家族に連れられて宗像大社に初詣に行った時は

交通安全の神様だということしか知りませんでしたが、

世界遺産登録に向けての話題が出るようになってからは

テレビなどで初詣以外の宗像大社の姿を目にするようになりました。

 

玄界灘に浮かぶ女人禁制、男性も入島には条件がある沖ノ島

テレビでは10日交代で沖津宮に滞在する神職の話が放送されていました。

一人ぼっちで島で暮らすってどんな感じなんだろう。

 


展覧会は古墳時代から始まり、みずらを結った男の子が

椅子に座っている埴輪などがありました。

 

埴輪の馬や犬も一つ一つ見ると面白いんだけれども、

着色されていないものが多くてちょっと物足りないなぁと思っていたところ、

こちらの心のうちを見透かしたように

カラフルで大きなイラストが何枚か飾ってありました。

 

物だけだと想像しにくい神話の世界も絵があるとスッと入っていける気がします。

 

最後にはわたしの好きな金ピカの華やかなコーナーが!

 

新羅からもたらされた金の指輪がいくつか並んでいます。

拡大された指輪の写真を見ると細かい細工が施されていることが分かります。

色のついた石が埋め込まれていたり、細い線を何本も入れていたり。

実物を見ても小さすぎて分からないところが写真ではちゃんと確認できるので

何度も実物と見比べてしまいました。

 

地元なんだけどよく知らない歴史の展覧会だったので、ちょっととっつきにくい

テーマだったけれど、観る前よりは興味が持てたかな?

 

 

www.kyuhaku.jp