国立西洋美術館の 『ミケランジェロと理想の身体』展へ行ってきた
2018年6月末東京のおぼろげな記憶3
お次は上野の国立西洋美術館の
『ミケランジェロと理想の身体』展へ。
現存する40点のうち2点が同時に日本に来ているそう。
あまり下調べせずに来たので入る直前に期待が高まる。
チケットを買い地下へ降り、会場の入り口の前の展覧会のまとめ映像を見て予習。
柔らかな低音ボイスが耳に心地よい安元洋貴さんの音声ガイドを借りていざ鑑賞。
古代ギリシャ・ローマ時代の作品と15~16世紀のルネサンス期の作品との
比較で違いを学ぶ。
(子供っぽい子供が古代なら、ちょっとムキムキなのがルネサンス)
ミケランジェロの作品は会場の終盤に二作品が並べられていて、
「ダヴィデ像」=「フィレンツェの5メートル近くあるダヴィデ像」のイメージだった
ワタシは≪ダヴィデ=アポロ≫像を見てわりとがっかりした。
(館内に入る前から分かっていたのに、アレが出てくることを最後まで期待していたのだ!)
ちなみに台座を入れると5メートル級のダヴィデ像は20代、今回来日中のダヴィデ像は50代半ばに彫られたものだそう。
若い頃に彫られたものより小さい(147cm)分シンプルな表現になっている気がする。
お肌の表面もわりと近くで見ることが出来るのがこの展覧会の見どころかもしれない。
下の写真は撮影可能なヴィンチェンツォ・デ・ロッシのラオコーン像。
360度ぐるりと見て回ることが出来る。
教科書などでよく見るラオコーン像は古代ギリシャの彫像。
よく見る写真と違うぞ・・・と感じたのは間違いではなかった。
古代ギリシャのラオコーン像は1506年に発見され、
上の写真のラオコーン像はルネサンス期のもので原寸大の大理石の模刻。
展覧会を観ている時はさっぱり分かりませんでしたが調べてみてようやく
すっきり!
彫刻を見に海外に行きたい欲も出てきました。
イタリアとバチカン、一生に一回くらい行けるでしょうか。