『大公開!沖ノ島展の舞台裏』に行ってきました
2月20日、休館日の月曜にぶろぐるぽのブロガーを対象にした
プレミム座談会&内覧会が行われました。
特別展会期中に行われる内覧会は初めてだそう。
正直に申し上げますと、先日行ったばかりだったので、
どうしようかなぁ、辞めとこうかなぁという気持ちだったのです。
でも、難しく思えたものが、ものの見方を教わったら楽しくなるのでは?
と思って「えいやっ」と申し込みをいたしました。
普段は入れない職員用の通用口から入り、集合場所へ。
30人くらいでしょうか。
関係者らしき方もちらほらいる様子。
司会は広報課主事の梶村美月さん。
登壇者は今回の展覧会の学芸主担当の小嶋篤さん。
イラストレーターのCANこと中野完二さん。
展示デザイナーの伏貫政春さん。
皆さんそれぞれの立場から展覧会の見所や裏話をしてくれました。
展覧会に飾ってあった大きな絵の原画がこちら。
まずは小嶋さんが『こんな感じでこんな場面を描いてください』とラフを書いて、
中野さんが下絵を描き、小嶋さんが史実に基づいているかチェックして、
中野さんが仕上げていくそう。
(横から見るとこんな感じ)
裏話を色々聞いたあとは展示室へ。
今日は休館日なので貸し切り状態!
何でも写真を撮っていいと言われて色々撮ったものの
全部は載せられないのでお気に入りのだけでも。
魚形土製品。クッキーみたい。
たてがみをモヒカン刈りのように整えて、
しっぽを短くするのが当時の流行り。
おでこのあたりの毛はちょんまげのように結ってある。馬形埴輪。
伏貫さんは今回の展示を考えるため九博のスタッフと共に
夏に沖ノ島に渡ったそう。
島での木漏れ日や波のゆらめきなどの
経験が展示室の通路部分のユラユラした
波のような光りにも活かされているのだとか。
海を渡った通路の先には沖ノ島。さらに左手に行くとみそぎをする浜辺の写真。
鳥居のオブジェの先には沖ノ島の展示物が並んでいるというストーリーが
この展示には込められていました。
最後の方にある指輪を展示する台を作ったのも伏貫さんだと聞いて驚きました。
見せ方の工夫をたくさんされているようでした。
「埴輪に色はついていたのですか?」と小嶋さんに質問してみると、
ついているものもあれば、元から色がついていないものもあるとのこと。
関東の方の博物館に色付きの埴輪もあることを教えて頂きました。
(もっとピンポイントな県名を答えてくださったのですが自信がないので
大きく関東というくくりで)
裏話を聞いてから展示を見ると、何も知らないで見た時よりは
多くのことに気が付けた気がしました。
展示の意図などを聞く貴重な機会をありがとうございました。
九博のぶろぐるぽに参加しています。
この記事内の写真はすべて九州国立博物館より特別な許可を得て撮影したものです。