2月28日でフィナーレ!道後オンセナート2018と道後温泉観光(前編)
徳島から高速バスと路面電車を乗り継いで、やって来ました、愛媛県道後温泉。
21時過ぎの道後温泉駅。スタバはお掃除中です。
坊っちゃん列車が停まっていました。
と思われる方もいらっしゃると思いますが、今ちょうどアートのお祭りを
やっているのです。
2017年9月2日から始まり、
2019年2月28日でフィナーレを迎える道後オンセナート2018
道後温泉本館を中心に半径200メートルの円状に17作品、
常設作品が7作品点在しています。下記のサイトに地図アリ。
入館料や予約が必要な所もありますが、無料で観られる所の方が多く、
地図を見ると半日あればわりと回れそうな気がしてきませんか?
公式サイトにはモデルコースが滞在時間ごとにいくつかあり、
短い時間でもそれぞれ楽しめるようになっています。
ここのサイトを見て私も行きたくなりまして、旅の計画を立てました。
お土産屋さんが21:30や22時まで営業している所もあり、思った以上に明るい!
浴衣に羽織を羽織った温泉客もうろうろしていて、温泉街に来たな~という
実感がこみあげます。
明るいのでホテルに一直線に向かうはずがちょっと寄り道してみようかな、という
気になり、お土産屋さんを覗いたり道後温泉本館までちょっと歩いてみたり。
アーケードを見上げると、梅佳代さんの「坊っちゃんたち」という写真の展示があります。お土産屋さんを見て、上を見て、また歩いて振り返って上を見て、
目線が結構いそがしい。
見上げた時に地元の男の子たちのよそ行きではない笑顔と目が合うと、
こちらもついつい笑ってしまいます。
道後温泉本館。改修工事が始まりましたが、1階の神の湯のみ営業中。
ホテルへ荷物を置き、22時過ぎに椿の湯へ。
入浴料400円。靴箱で100円(返却式)、脱衣所のロッカーでたしか10円必要。
地元の方が多い銭湯ということと夜遅いこともあって本当に地元の方が
多かった。○○さんちの誰それがどこそこの大学に受かった、とか。
お風呂でコミ湯ニケーション。
入浴料や営業時間などについてはコチラへ。
道後温泉本館・飛鳥乃湯泉・椿の湯 入浴料金・営業時間|道後温泉物語|道後温泉旅館協同組合(道後温泉観光協会)
飛鳥乃温泉・椿の湯は道後温泉本館からは徒歩3分程度。
椿の湯のすぐ隣には2017年にオープンした道後温泉別館 飛鳥乃温泉。
愛媛の伝統工芸を使った内装になっているそうなのでまた機会があればこちらも入ってみたいところ。
椿の湯と飛鳥乃温泉の間の庭にある大巻伸嗣さんの「つばき」。
かなり大きな作品です。
飛鳥乃温泉の隣に元気のいい音楽が流れてくる場所があって何だろうと思ったら
ストリップ劇場がありました。「開運ストリップ」ののぼりに興味が湧きます。
心の準備が出来たらこちらも行ってみたいところ。
泊まったホテルのロビーにあったミカンジュースの蛇口。
お風呂上りに3種類ごくごくと飲みました。
部屋に戻るのも面倒くさくて髪が生乾きのままジュースをグビグビ……。
良い大人は真似しませんよう。
コンビニで買ったアイス。愛媛県だけど高知アイス。さっぱりとしたアイスです。
コンビニにはご当地ビールなども売っていました。
中にクッキーのようなお菓子が入っていて食感の違いが楽しめます。
翌朝朝食は地元の物たっぷりのバイキングで。
デザートのコーナーには11種類のみかんとイエローキウイが。
みかんは同じように見えてそれぞれ味が違って、スイーツ並みに甘い!
腹ごしらえをした後はチェックアウトしていざ外へ。
彫刻家の三沢 厚彦さんの「Animal 2017-01-B2(クマ)」
重さ1.5トン、高さ3メートルを超える大きなクマの彫刻。
道後温泉本館の裏手にある大きいので見つけやすい、ありがたいクマ。
昔道後公園内にあった動物園へのオマージュ作品なのだそう。
道後オンセナート2018のテーマはオマージュ(賛歌)なので、納得。
クマの近くに坂道があって、そこを上ると湯神社。
フォントがお湯に浸かってほっこりしている感じで可愛い。
湯神社のある丘の上から見下ろした道後温泉本館。本館の周りは大きなホテルがたくさんあります。さすが温泉街!
湯神社の隣の中嶋神社。
お菓子の神様「田道間守命(たじまもりのみこと)」を祀る。
あまり聞いたことのない神様だなと思って調べてみたところ、
兵庫県の豊岡市にある中嶋神社の7つある分社のうちの一つなんだそう。
この分社、なんと福岡の太宰府天満宮にもあるんだそう。
垂仁天皇の命を受けて「橘(ミカンの原種)」を持ち帰った田道間守命。
昔、果物は果子(かし)と呼ばれ、橘はその最上級品とされていたので
田道間守命はお菓子の神様と呼ばれているんだそう。
そんな詳しいことは露知らず、お菓子の神様とだけ聞いていた私は
お菓子作りの上達を願うはずのところ、食べることにしか興味がないため
『美味しいお菓子にありつけますように』と祈っていた。
しかし海の向こうで橘を見つけた田道間守命にあやかろうと言うのなら
この願いはアリなのではなかろうか。
丘を下って数分。インスタ映えするスポットと噂の圓満寺へ。
お結び玉という布で出来た飾りがたくさんぶら下がっていて可愛い~!と
ネットを見てたどり着いたものの、あいにくの曇天。
ちょっと怖い写真になってしまいました。
絵馬のようにお結び玉に願い事が書いてあります。
お堂の中でお結び玉を買うこともできます。
中には白い顔のお地蔵様「湯の大地蔵尊」が鎮座しています。
とてもインパクトあり。
後編へ続く。