ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

東京都写真美術館『イントゥ・ザ・ピクチャーズ』展に行ってきた

2018年6月末東京のおぼろげな記憶5

 

そして最後は恵比寿にある東京都写真美術館へ。

建物に向かうにつれて強くなる風。まさに突風・・・TOPMUSEUM!

ということで名前が記憶に残る美術館になりました。

 

 

今回は『TOPコレクション たのしむ、まなぶ

イントゥ・ザ・ピクチャーズ』を観ました。(2018.8.5まで)

展覧会に行くというと身構えてしまう方も多いと思うのですが、

そういう方にこそ行ってほしい展覧会でした。

(サイトの導入部の文章だけでも読んで頂きたい!)

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3050.html

 

作品を楽しむってどうするんだろう?

写真から何を読み解いていくか。

ロベール・ドアノーの≪ピカソのパン≫という作品を題材にして

学生たちが考えたことが最初の方に展示されていました。

 

作品を時代背景から読み解く以外に、目の前にある作品の中から想像を広げていく

方法は、じっくりと作品に向き合ったからこそ発見できたことで、

作品を見る楽しさは自分で何かを見つけることなんだなと再認識しました。

 

私は作品を見た時の自分の気持ちの動きを知ることも

展覧会鑑賞の面白さなんじゃないかなと思っています。

 

自分のことってよく分からないけど、この作品を見た時どういう風に感じるのかが

分かると、私ってこういうのも好きだったんだなぁ!って自分を発見できた気になりませんか。

 

それと、

作品をじっと見ている時って日頃のなんやらかんやらをとりあえず置いておいて

目の前にある作品と向き合うので、心がすっきりする気もするんです。

 

そんなことを考えながら日本や海外の写真家の作品をいつも以上に

ゆっくりと観て満喫した展覧会でした。

 

8月11日からは第二弾もあるそうです。(2018.8.11-11.4)

 

 

 

 

topmuseum.jp