箱根 乗り物と人
バスの旅
旅先でのバスは楽しい。
電車よりも周りの景色が楽しめるし、
だけど今回のバスは違った。
「ポーラ美術館に行かれますか?」
乗る時に尋ねられたのは美術館が今は閉館しているから、
ラリック美術館です、と答えて一番前の左側の席に座る。
観光施設を巡るバスなので、道の途中の観光案内や
目的地に着くたびに施設の紹介や入口の場所なども知らせてくれる
箱根は山道なのでカーブが多く「
バス停に人がいたら「どこに行かれますか?」と必ず声をかける。
外国の方ならば「次のバスです」と英語で答えつつ、
わたしがラリック美術館で降りると「
「
帰宅途中の地元の中学生に運転士がピッと手を上げて挨拶すると
男
箱根ロープウェイ
大涌谷で温泉卵を買った家族と一つのゴンドラに乗ることになった。
わたしはゴンドラの前方。3人家族は後方で温泉卵を食べている。
静岡にいる大学生の息子と新潟から出てきた両親が一緒に旅行をしているらしい。
夜の間によくこれだけ積もったなぁと思っていたら、
新潟の母は「降ってもこのくらいなのね」
と可愛いものをみるかのように笑っていた。
芦ノ湖遊覧船と駒ケ岳ロープウェイ
昨日の雪は陽射しを浴びて雨のようにしとしとと、
芦ノ湖に降り立つと、
写真で見ると湖と富士山が一緒に写っていたりするから、
ロープウェイの桃源台駅から十分ほど歩くと芦ノ湖遊覧船の湖尻港
アメリカからの団体のお客さんと一緒にフェリーに乗り込む。
『ここには誰か座ってる?』と英語で聞かれたので『いいえ』
横の席に老夫婦が腰掛けた。
出航まで何もすることがないので、何か会話せねば、
アナウンスは日本語の後に英語で案内があり、
フェリーを降り、
案内係の女性の日本語は観光客の声にかき消され、
外国語のアナウンスがあったら、
山頂にはまだ雪が残っていた。眼下の風景は雲に覆われ、
ぬかるむ丘を登った先に神社があり、
引き戸を開けると中には神主さんがいた。
お参りをしたあと、丘の端から雲に覆われた富士山を見る。
ロープウェイで麓に降りた後は箱根園から箱根湯本までバスに乗っ
こちらのバスは昨日のバスと違って外観も中運転士さんもごく普通
湯本に着いて駅の近くの土産物屋をブラブラして、