ヨシトのたびかん

主に福岡。ときどき県外の美術館までの小さな旅や展覧会の感想など

1泊2日の北海道2・夜の札幌編「すすきのは一瞬」

 

『北海道らしいものが食べたい!』

 

小樽からJRで札幌市内に戻り一度ホテルへ。

荷物を置いて、駅ビルや地下街で何か北海道らしきものを食べようとさまよい歩きます。観光客が行くようなところはどこも行列ができていて、ようやく見つけた旭川ラーメン店の梅光軒でコーンとバターが乗った味噌ラーメンを食べました。

 

ラーメン

 

オフィスビルの地下に入っているラーメン屋さんで、観光で来る人向けというよりはビジネスマン向けなのかな。温かいスープがすきっ腹にどんどん入っていきます。

世界にラーメンを | 旭川ラーメン 梅光軒-BAIKOHKEN-

 

 札幌駅と一つ隣の大通駅は道幅がとても広い地下通路で結ばれていて、地下なのに地上のカフェのように広いテラス席がある一角がありました。すごい!

この地下通路はチカホ(札幌駅前通地下歩行空間)と呼ばれ、人を地上で見かけないのは皆ここを歩いているからなのか!と納得するくらいの人の多さでした。

 

 日本新三大夜景を目指して

 

ところで皆さんは2015年に認定された日本新三大夜景をご存知でしょうか?

西は長崎、神戸、そしてこの札幌の藻岩山が認定されているという情報を事前に得たので、夜ご飯を食べた後は札幌もいわ山ロープウェイを目指します。

まずはチカホから地上に出て、路面電車の乗り場『西4丁目』を探すところから。

 

三越前

 

20時を過ぎ、オレンジ色の街灯に照らされた街並みにはやはり雪が積もっています。昼間より風が冷たくて、外でぼんやりとしていると風邪を引きそうです。

路面電車は外回りと内回りとあるのですが、吹きさらしのなか電車を待つ気力がなくて目の前にやってきた目的地とは反対方向の路面電車に飛び乗りました。

 

内回りなら20分のところ、外回りでのんびりと目的地へ。

内心は早く目的地に着きたかったのですが、車窓からすすきので有名な待ち合わせ場所「ニッカのおじさん」の看板も見ることができて満足でした。

願わくば全部の車窓に曇り止めを塗りつけて外が見えるようになったらもっと楽しくなると思うので管理者の方、1台だけお試しでどうでしょうか。

時間がないわたしのような観光客が路面電車に乗るのが目的になって喜ぶと思いますです、ハイ。

 

ロープウェイ入口電停から数分歩き、住宅街にひっそりとある無料バス乗り場からバスに乗って約5分で「もいわ山麓駅」へ。

視界は不良、頂上での滞在時間5分という条件を聞いてバスで一緒だった香港の男の子は帰り、わたしと男女のカップルの3名がロープウェイの最終便に乗り込みました。

 

ミニケーブルカー、もーりすカーで山頂へ

山麓駅近くでは見えていた夜景も山の中腹から「もーりすカー」というミニケーブルカーに乗り換えて頂上に近づくにつれ真っ白に。麓で見た山頂の映像でかろうじて見えていた夜景もさっぱり見えませんでした。

さすが視界不良。

雪山の天候をナメていました。

 

ロープウェイふもと
もいわ山頂上

「乗り物に乗りに来たみたいやなぁ。俺たち雪の初心者やもんなぁ」と言って彼女を慰めていた彼氏に心の中でうんうん肯くわたしでした。

 2011年にリニューアルされた施設はとっても綺麗だったので、

いつかまた晴れた時に!

札幌もいわ山ロープウェイ

 

コンビニで買ったご当地ドリンクを飲んで寝ます。

(とても強い炭酸ドリンクで目が冴えました)

明日は札幌市内を回ります。

ガラナ
 

1泊2日の北海道3・最終日「札幌観光地めぐり」

 

『北海道の朝』

 

ホテルで朝ご飯をたっぷり頂いて、地下鉄に乗りさっぽろ羊ケ丘展望台へ。

福住という最寄りの駅から展望台まではバスで約12分。

住宅街を通ります。朝日を浴びたゴミ捨て場にカラスが居るのを発見。

北海道にもカラスがいるとなんだか嬉しくなりました。

 

住宅街を通る道の両脇に除雪された雪がこんもりと山になり、

道の幅が狭くなっています。

バスの横を対向車線のバスがすれすれで通り抜けた時はハラハラものでした。

バスが遅れて来たのはこういうすれ違いの時間があるからかな。

道幅が広い道ではチェーンを巻いたタイヤでスピードを上げて走るのでした。早い!

 

車窓から眺めていると玄関に行くまで2つドアがあるお家を発見。

1階のドアから入りガラスで覆われた階段を上ってまたドアを開け、

また階段を少し上って玄関のドアに到着する。

冬はここで運動できそうです。

 

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さっぽろ羊ヶ丘展望台へ

羊ケ丘展望台には9時半ごろ到着。

一面の雪と、丘から見下ろす街と空の青。

 

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シラカンバを初めて見ました。

周囲に生えているのはケヤキのような背が高く上の方の枝が細かくなっている落葉樹でした。何の木だろう?

クラーク博士の銅像の写真を撮ったら、次のバスの30分後までとくに何もすることがなく、敷地内をぶらりとしました。

冬は室内で飼われている羊が干し草を食んでいて、羊の臭いより干し草の匂いがします。

 

建物の中のお土産コーナーは充実していました。さすが修学旅行のメッカ!

北見のハッカや、富良野のラベンダー、まりもの形の緑の羊羹などもありました。

北海道の名物ガチャの中にヒグマと鮭と一緒にGLAYも入っていてビックリ。

 

10時4分のバスに乗りふたたび福住駅へ。

地下鉄東豊線に乗り大通駅まで戻ります。

 

『地下を通ってテレビ塔、大通公園のミュンヘン・クリスマス市、札幌市時計台を見学』

 

テレビ塔の受付やエレベーターの案内係の女性が綺麗な方が多くてドキドキしつつ、

展望台へ。

NHKで見たぞ、という大通公園の風景が目の前に広がります。

 

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さっぽろテレビ塔公式サイト - 株式会社さっぽろテレビ塔

 

 

 

 クリスマス市。手作りのクリスマス雑貨がたくさんありました。

 

ミュンヘン市

 

小さい小さいと言われていた時計台の中は意外と広くて2階に講堂までありました。

1階には時計台の歴史が展示されています。

 

時計台外
時計台内側

 

札幌市時計台:HOME

 

 

 お昼ご飯は札幌駅近く、パセラ内のよつばホワイトコージーのカフェで豚丼のランチセットを食べました。小さなソフトクリームとドリンク付き。

北海道の乳業メーカーがや経営しているカフェということで乳製品に力が入っています。横の男性は入ってきてすぐパンケーキを頼んでいたのでそっちも美味しいのかも。

セットメニューだけかどうか分かりませんが、頼むと無料で小さな紙コップに入った牛乳も頂けます。

何が違うのか分からないけど家でいつも飲む牛乳と違う……!

提供時の温度でしょうか。舌に当たる感覚が柔らかくてまろやかでした。

 

豚丼

よつ葉ホワイトコージ

 

 

 

そして、お土産を買って15時台の飛行機で帰途に就きました。

 

新千歳空港搭乗
 
もう夕日!
空港夕焼け
 
 
ゴルフ場かな?
スキー場かゴルフ場
 
 
ナスカの地上絵のようです。
ナスカの地上絵みたい
 
 
さらば、北海道!
さらば北海道

 

 

地元に戻ると雪を気にして歩かなくていいこと、そんなに寒くないことに

体も気持ちもすっかり緩みました。

滑らないようにかなり緊張して歩いてたようです。

 

たった1泊2日でしたが雪があって当たり前の場所から、なくて当たり前の場所に戻ってくると雪のない地方はこんなにも色んな色に溢れてたんだなぁ、

建物ってこんなにデコボコしてたんだなぁと、世界が新鮮に見えるのが面白かったです。

地元に戻ってきた

 

 

夏の北海道もいつか!